車中泊の大敵「段差」は極厚マット+三角マットで解消せよ!

車中泊というと朝一番から釣りやサーフィン、スキーを楽しむために深夜に出発し、駐車場で数時間の仮眠をとるイメージでしたが、河合桂馬さんがいち早く“バンライフ”という楽しみ方を日本で紹介して以降、テントの代わりに車内を寝室やリビングにするキャンパーの姿が激増しています。

ところがフルフラットという謳い文句であっても、キャンピングカーみたいに真っ平らで隙間の生まれないクルマってそうそうありません。そのため段差にタオルを詰め、隙間に荷物を置いてなんとかやり過ごすのですが、その手間からふと「テントのほうが楽かも?」と思い至るわけです。

2021年5月、COMODOがクラファンに挑戦し2865%達成という大成功を収めた「車中泊マット 190×60cm 厚さ8cm」(6980円)と「小さくたためる段差解消マット」(4980円)は、車中泊ならではの苦労から開放される優れものです。

 

■厚手のインフレーターマット

▲収納サイズは「車中泊マット」φ20×65cm、「段差解消マット」φ11×60cm

どちらも自動膨張式で、利用の際はポンプなどは使わずバルブを開くだけで膨らみ、収納時は空気を抜いて収納袋に入れると小さくまとめられます。

とはいえ「車中泊マット」は厚さ8cmというキャンプ用インフレーターマットの中でもかなり厚手なのでそれなりに存在感があります。

ファミキャン旅で人気のセレナは2-3列目がフルフラットになって、家族3人が横になれるのが評判です。ところが、よく見ると背もたれと座面のあたりはデコボコしていて、このままマットを敷いても決して心地よく眠れるわけではありません。

「小さくたためる段差解消マット」は三角柱で、空気の入れ方によって背もたれとの段差を解消できるんです。

▲57×45×H3~14cm

セレナの場合、2列目と3列目のシート段差は微妙に異なるのですが、2か所のバルブで空気量を調節しやすいのもポイントです。

「小さくたためる段差解消マット」の最も高いところで14cm。かなり大きな段差にも対応できますね。

その上に「車中泊マット 190×60cm 厚さ8cm」を敷けば極上の車中泊空間の誕生です。

▲「車中泊マット」の使用サイズは190×60×H8cm

ちなみに「車中泊マット 190×60cm 厚さ8cm」はネジ式とは異なる大口径バルブが2つ装備されているので、素早く展開、撤収ができます。

厚さ8cmですが、バルブを開けて数分放置しておけばしっかり膨らみます。

注意したいのは、新品は工場で空気を抜いているので膨らむのに時間がかかるということ。購入後は自宅でバルブを開き、暖かい場所に放置しておくと次回以降はスムーズに膨らみますよ。

今まで何枚ものタオルで詰め物をして、それでもなんだか違和感が生じていたあの苦労はなんだったのだろうと思うほど簡単にフラットになりました。

セレナの場合、幅約130cm、2-3列目合わせて200cm以上となるので「車中泊マット 190×60cm 厚さ8cm」2枚がぴったり!

手持ちのキャンプ用マットを敷いてもいいけれど、車中泊用マットなら車内いっぱいに敷き詰められるので、体がマットから落ちて目が覚めたり、小物が隙間に落ちてしまったり、なんていうことがないのは安心です。

ほかにもノア/ヴォクシー、ステップワゴンクラスのミニバンにフィットしますよ。

裏面は一面に滑り止め加工がなされていて、マットがずれにくい仕様となっています。

また、スナップボタンを使えば2枚のマットをつなげて大きなマットとしても使えます。車中泊はもちろん、テント泊にも重宝しますね。

「車中泊マット 190×60cm 厚さ8cm」と「小さくたためる段差解消マット」があれば、悩むことなく愛車のミニバンがフルフラットに変身。眠る準備が短時間ですむし、しっかり身体を休められますよ!

>> ジョイフロー

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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