回答者の4割「パートナーの携帯電話にアクセスしたことがある」~アバスト調査

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アンチウイルスソフトで知られるアバストは、日本国内のインターネット利用者1,000人を対象とした「携帯電話ののぞき見」に関する調査結果を発表しました。パートナーの携帯電話にアクセスしたことがあると回答したのは40%で、うち35%は相手の許可なく携帯電話を見ていたことが明らかになりました。

「見たことを相手は認識していない」「許可なく見ても構わない」とのぞき見する人も

今回の調査は、アバストがDynataに委託し、日本国内のインターネット利用者1,000人を対象に、2022年1月27日~同2月21日に実施したものです。
 
パートナーのデバイスにアクセスしたことはあるか問う設問では、アクセスしたことがあると回答したのが40%で、うち3人に1人以上が相手の許可なしに見たと回答。またパートナーの携帯電話にアクセスしたことがある人の3割は、携帯電話を見られたことを相手は認識していないと回答しています。
 
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パートナーの許可なく携帯電話にアクセスした回答者を年齢別にみると、25歳~34歳が56%で最も多く、この年齢層だけでのみ、許可を得てアクセスした人を無許可で見た人が上回る結果となりました。
 
さらに25歳~34歳の45%は、許可なくパートナーの携帯電話にアクセスしても構わないと考えていることが今回の調査から明らかになっています。

のぞき見したコンテンツは「メール」「写真や動画」「通話履歴」「SNS」「メッセージ」「ネット閲覧履歴」

パートナーの携帯電話にアクセスした際に見たコンテンツは、メールが38%で最も多く、続いて写真や動画(32%)、通話履歴(19%)、InstagramやFacebookなどのSNS(16%)、SMSやLINEなどのメッセージアプリ(14%)、インターネットの閲覧履歴(13%)などが挙げられました。
 
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また、パートナーの携帯電話にアクセスした際のロック状況について、半数以上(51%)が相手の携帯電話にロックがかかっていなかったと回答しました。
 
そのほか、「相手が過去にパスコードやパターンを教えてくれた」(19%)、「パスコードやパターンを覚えた」(12%)、「相手が寝ている間に指紋を使ってロックを解除した」(7%)、「相手をだましてロック解除してもらった」(6%)などの方法でロックを解除したようです。

のぞき見被害を防ぐには生体認証や2段階認証を設定など対策

アバストの最高情報セキュリティ責任者は、「多くの個人情報やプライベートなやりとりが保存されている携帯電話に、許可なくアクセスすることは重大なプライバシー侵害であり、控えるべき行為だ。実際パートナーの携帯電話にアクセスしたことがある人の22%は、相手の携帯電話で見つけた者が原因で喧嘩になったことがあると回答している」とコメントしています。
 
あわせて、「携帯電話への不正アクセスはストーカー行為につながっているケースもある。今回の調査では、パートナーのデバイスにアクセスした人の9%が相手の位置情報を確認したかった、4%は相手が知らないうちにアプリをインストールしたと回答している」と述べています。
 
アバストは、知らないうちに位置情報を追跡されたり、写真や動画にアクセスする行為を行う「ストーカーウェア」について、被害を防ぐには生体認証(指紋認証Touch IDや顔認証Face IDなど)や2段階認証を設定するほか、パスコードやパターンは覚えられるとアクセスされてしまうため、定期的に変更することを推奨しています。
 
またスマホを一定時間操作しないと自動的に画面がロックされる機能をオンにして、自動ロックまでの時間を調整することで、スマホを触っていないときにのぞき見されるリスクを軽減できるとしています。
 
 
Source:Avast
(asm)


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