米国では1日に747回オンライン上のふるまいと位置情報が広告業界と共有されている?

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オンライン広告の仕組みであるリアルタイム入札 (RTB) の使用に関する新たなデータが、アイルランドの人権保護団体Irish Council of Civil Liberties(ICCL)により公表されました。報告書によれば、米国では1人あたり1日に747回オンライン上のふるまいや位置情報がRTB業界に晒されているとのことです。

史上最大のデータ漏洩

ICCLの報告書は、「(Webサイトやアプリの背後で動作している)RTBは、これまでに記録された中で最大のデータ漏洩である」との文章で始まっています。同資料によると、RTBは1日あたり米国で2,940億回、ヨーロッパで1,970億回、人々がオンラインで何を見ておりどこにいるのかを追跡および共有しているとのことです。
 
これは、米国で平均で1人あたり1日に747回オンライン上のふるまいと位置情報がシェアされていることを意味します。

最もデータが漏れていた州、国とは?

米国でRTB業界に最も多くのデータが漏洩しているのはコロラド州で、1人あたり1日に987回データが取得されていることがわかりました。その後には、ミシガン州(913回)、イリノイ州(912回)、ノースカロライナ州(911回)が続きました。
 
ヨーロッパ諸国では、イギリスがデータ漏洩回数が最も多く、1人あたり1日に462回でした。その後には、ポーランド(431回)、スペイン(426回)、マルタ(421回)が続きました。

Googleが最大のRTB企業

報告書には、RTBシステム最大手はGoogleで、ヨーロッパの1,058企業、米国の4,698企業がGoogleからRTBデータを受け取っているとも記されています。
 
Mirosoftも別の大手プレーヤーである、とも報告書に記載されていますが、ICCLはFacebookとAmazonのRTBデータの利用状況はつかめなかったようです。
 
 
Source:ICCL via TechCrunch, 9to5Mac
Photo:Japanexperterna.se/Flickr
(lexi)


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