スマートフォン市場の伸び悩みが指摘されるなか、Appleが2022年第1四半期(1月〜3月)に主要市場である北米で大幅な躍進を遂げたことが分かりました。
Appleの独壇場
調査企業Canalysによると、北米市場においてAppleは2022年第1四半期で1,990万台のiPhoneを出荷し、前年同期比で19%の増加となりました。また、市場シェアは6%ポイント増加し、51%となりました(1位)。
市場全体が4%の出荷台数増に留まっていることや、ライバルのSamsungが1,050万台となり前年同期比で1%増となっていること、従来であればAppleにとって第1四半期は閑散期だったことなどを考えると、この飛躍は驚異的とすら言えるでしょう。
iPhone13&iPhone SEともに好調
Canalysは、Appleの大幅な躍進について、昨年9月に発売されたiPhone13シリーズが人気を博したためだと指摘しています。
ノッチが廃止されると噂のiPhone14シリーズと異なり、デザイン面ではマイナーチェンジに留まったiPhone13シリーズですが、それでもカメラやバッテリー寿命の改善、ノッチの小型化、豊富なカラーバリエーションなどが好評だったようです。
また、3月に発売された廉価モデルのiPhone SE(第3世代)も、Appleの出荷台数を大きく押し上げる要因となりました。
ミリ波非対応でも人気のiPhone SE
3位のLenovoが400万台であるのを踏まえると、ほぼ一強状態と言っても過言ではなく、Canalysのアナリストが「北米のスマートフォン市場は、Appleの力強い成長によって支えられている」と語るのも頷けるほどです。
なお同アナリストは、iPhone SE(第3世代)がアメリカで主流のミリ波(mmWave)に非対応にもかかわらず好評だった点にも注目しています。
通信事業者がミリ波ではなく、Cバンドと6GHz未満の周波数帯を使ったSub6への投資を増やしていることを思うと、安価なiPhone SEの人気が衰えることは当分なさそうです。
Source:Canalys via MacRumors
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-456139/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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