ガジェット通とクリエイターのハイスペック仕事部屋拝見【秘密基地と小さな書斎実例集】

【秘密基地と小さな書斎実例集】

デスクで作業する時間は、もしかすると睡眠時間より長いかも...!? そう考えると長時間を過ごす空間は快適にしておきたい。覗き見させてもらう書斎を参考にして、自分のワークスペースをアップデートしよう!

 

■いろんな方のルームツアーを参考にしています

ガジェット好きはもちろん、誰もが憧れる洗練されたワークスペースをブログ内で披露するタカヒロさん。普段は企業でWEBディレクターを務めながら、ガジェットブロガーとして記事の更新を続けている。

「最近はオフィス出社とテレワークが半々程度です。なのでメインPCのMacBook Proを持ち歩いて、自宅ではモニターに接続し、クラムシェルモードにして作業しています」

という、昨年引っ越してからグンとアップデートされたデスク周りをさっそく拝見。

「以前より広い家に越してスペースに少し余裕ができたので、デスクをアイランド型に配置しました。作業をしながら部屋全体を見渡せるので開放感があり、集中できるのでとても気に入っています。併せて今回目指したのがインダストリアルテイストです。スチールなどの工業的な要素とウッドやレザーなどの異素材を組み合わせた空間のことで、それに合わせて何点かアイテムを追加購入しています。今回買い足したデスクランプのように目で見て楽しめるものがあると、気持ち的にもすごく満たされます。アイテムを購入する際はいろんな方のルームツアーなどを参考にしています。最近では『クリエイティブの裏側』というYouTubeからインテリアの論理的な部分も勉強しています」

WEBディレクター タカヒロさん
企業で勤める傍ら、月間約30万PVのガジェットブログ「デジクル」を運営。ガジェット以外にも自身の生活の中で気に入ったインテリアや生活雑貨などの情報も満載

 

 

■心地良さを追求したアイランド型のデスク環境

デスクは壁付けせず、リビングの一角にアイランド型で配置。長時間作業をしても圧迫感を感じないワークスペースだ。家具や小物をインダストリアルテイストで統一しているため、住空間の中にも違和感なく書斎が溶け込む。

 

■レトロ感のあるライトがこの書斎のシンボル

クフモ「デスクランプ」

今回新たなデスク環境を整える際に、インダストリアルな空間を目指して追加したアイテムです。ブラック×スチールの華奢なラインがカッコよく、とても気に入っています(タカヒロさん)

 

■仕事部屋にはまだまだライトが!

部屋作りの中でも照明は重要。ロウソクのようにゆらゆらと光が揺れるアンビエンテックのhymmや音も楽しめるソニーのグラスサウンドスピーカーなど数点を飾っています(タカヒロさん)

 

■背面さえも美しいミニマルなディスプレイ

ファーウェイ「MateView」

MacBookにケーブルを1本挿すだけでモニターに表示され、充電もできるなど、スマートに完結するのが便利です。モニターの背面もスッキリしていて空間に馴染んでいます(タカヒロさん)

 

■横付けトレーで配線もスマートに

プラス「Garage ワイヤーケーブルトレー」

テーブル横に設置できるコンパクトさ、空間に馴染む黒というケーブルトレーの条件を完璧に満たしたアイテム。ごちゃごちゃしがちな配線はこれでキレイに整理しています(タカヒロさん)

 

■簡単DIYで壁紙をコンクリート調にチェンジ

サンゲツ「アクセントクロス FE6210」

元々は白壁でしたがインダストリアルな空間を目指して、賃貸でも使えるクロスを上から貼りました。原状回復も簡単。コンクリート調で個性が出て、理想の空間に近づきました!(タカヒロさん)

 

■外でも自宅でも使用感を変えずに作業したい!

サテチ「Slim X1 Bluetooth Backlit Keyboard」
Apple「Magic TrackPad 2」

クラムシェルモードで作業する時も、この2つがあればMacBook Proと同じ感覚で作業できます。しばらく愛用していて替えも探していますがこれ以上のものが見つかりません(タカヒロさん)

 

■オンとオフの切り替えアイテム

OBJT「Reverse」

リモートワークの時は仕事終わりのルーティンとして、お香を焚いています。Reverseはお香を吊るした時の姿がとても美しく、灰も処理しやすいという機能美も備わっています(タカヒロさん)

 

<次に欲しいのはコレ!>

■AppleのStudio Display

最新作には空間オーディオが搭載されています。約20万円という高額で渋ってしまうのですが、自分の周りから音が出ているようなリアリティのある響きにはすごく惹かれます。

■観葉植物

見ていて癒されるので、デスクに置けるコンパクトサイズのものを探しています。植物が少しずつ変化していく様子を眺めていたら、毎日のデスクワークももっと頑張れそうです。

 

■選定基準は身体への負担が少ないこと

豅(ながたに)純吾さんは平日日中は会社勤めをしながら、帰宅後や週末にガジェットブロガー、WEBクリエイター、カメラマンとしてデスクワークを行っている。ブログは時代とともに場所を変えながらも15年以上続く人気ぶりだ。そして40代半ばを迎えた今、アイテム選びに新たな共通点ができたという。

「『身体への負担が少ない』というのが選定基準です。これまではコスパ重視主義でしたが、最近はチェアやマウス、キーボードなど毎日触るものへの投資は惜しみません。実際にこの基準でアイテムを買い換えてから随分ラクに作業ができるようになりました。購入まではレビューやブログ、YouTubeなどを見て徹底的にリサーチしていて、今は電動の昇降式デスクをリサーチ中。お気に入りのチェアにデスクの高さを調整して、ベストポジションを見つけたいです」

豅さんにはもう1つ譲れないものがある。それが音へのこだわりだ。

「学生時代からコンピューターミュージックを作っていて、作曲やアレンジも趣味の1つです。その経験から音の知識があるので、どうしてもオーディオやマイクは妥協できません。例え使用用途がZoomだけでも本格派マイクを購入してしまうほど(笑)。最近はYouTube用動画の撮影も始めたので機材が役に立っています」

WEBクリエイター 豅(ながたに)純吾さん
平日はサラリーマンをしながら、ガジェットブログ「Jungo Gadget」を15年以上運営する。WEBクリエイター、カメラマンなどの活動もしながら、週末はなんと住職に

 

 

■音響と疲労軽減にこだわるストレスフリー空間

メインテーブルの奥にエクステンションデスクを追加して、奥行を95cmに拡張。ディスプレイやノートPCを置いても広々と作業ができる。オーディオやマイクなどもプロ仕様で揃っており、音環境もバッチリだ。

 

■ボーカルにも使われるスタジオ品質のマイク

オーディオテクニカ「AT2020」

最近YouTubeも始めたので、コンデンサーマイクを購入しました。全世界でも100万本以上売れているロングセラー商品で、ミュージシャンもよく使用しています(豅さん)

 

■使うほどに手に馴染む高級キーボード

PFU「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」

もう3年以上愛用しています。押し込まなくても軽いタッチでキーが打てるので、長時間のタイピングでも疲れにくくなりました。ライターやプログラマーの愛用者も多いそう(豅さん)

 

■深夜作業も頑張れる体に負担の少ないチェア

エルゴヒューマン「プロオットマン」

オフィスチェアブランド、エルゴヒューマンの最上位モデルです。硬すぎずフワフワしすぎずで腰回りにしっかりフィットします。肘置きも調整ができて座り心地は最高です(豅さん)

 

■慣れてしまえば、このラクさ手放せない!

ロジクール「MX ERGO」

本体を動かさずに親指だけで操作するので、手はもちろん腕や肩への負担がかかりません。慣れるまでが大変ですが、使っていくともう一般的なマウスには戻れなくなります(豅さん)

 

■照明のオンオフも温度調整もデスクで完結

アマゾン「Echo Show 5」

話しかけるだけで部屋の照明やエアコンの温度などの調整ができる優れもの。もはやリモコン要らずです。YouTubeなども見られますが、普段は置き時計として使っています(豅さん)

 

■素材の音が忠実に聞こえるプロ仕様品

ヤマハ「MSP3」

このモニタースピーカーは録音した音を忠実に再現するので、中音域がキレイに聞こえます。音質が抜群に良いので、YouTube動画をモニタリングする時にも使用しています(豅さん)

 

■バッグの中も手元もやっぱりApple製品

Apple「iPad Pro」「iPad mini」「Apple Pencil」「Apple Watch」

ガジェットの中心はiPadです。カレンダーや会議のメモもこれで完結。Apple Pencilも欠かせません。Apple Watchの使用頻度も高く、通知はすべてこれで受け取っています(豅さん)

 

<次に欲しいのはコレ!>

■AppleのStudio Display

新作は目に優しく色温度が自動的に調整されるようになっています。カメラマンとしても活動しているので、写真の現像や動画編集の色再現性能を上げるために是非使いたいところ。

■ロジクールのMX Master 3

高速スクロールに対応したマウスで、手のひらの形状に合わせて作られたので握りやすさも◎。各ボタンに機能の設定が可能で、横スクロールもラクラク。動画編集用に使いたい!

 

>> 特集【秘密基地と小さな書斎実例集】

※2022年5月6日発売「GoodsPress」6月号76-79ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/竹林佑子>

 

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