Samsung、スマートフォン事業の現況に危機感〜2年連続で内部監査を実施

Galaxy S22 series
 
韓国メディアET Newsが、Samsungは販売不振が続くスマートフォン事業の現況に危機感を持っており、同製品を担当するMX事業部の内部監査を昨年に続いて実施していると報じました。

Galaxyシリーズの販売低迷により、2年連続で内部監査実施

Samsungは2021年にもスマートフォン事業の内部監査を実施、その結果を受け、同社経営陣は事業部の統合を実施したとET Newsは伝えています。
 
Samsung内部監査は通常、事業部ごとに4年〜5年おきに行われますが、スマートフォンの販売台数が減少する見通しを受け、担当事業部の監査は2年連続で行われています。
 
Samsungは2022年のスマートフォン出荷台数を3億3,400万台と見込んでいましたが、最近になって2億7,000万〜2億8,000万台に引き下げています。
 
Galaxyシリーズの販売低迷には、ウクライナとロシアの間での戦争と、Galaxy S22シリーズにおいてユーザーへの告知なく搭載されていたGame Optimizing Service(略:GOS、ゲーム最適化サービス)問題が影響しているとET Newsは指摘しています。

年末に事業部再編と人事異動の可能性も

今回の内部監査は5月末まで実施され、Exynosチップの改善計画、サプライチェーン戦略および製品ラインアップの評価が行われるようです。
 
Samsungはその結果をもとに、6月第1週に経営陣による協議を実施し、必要であればMX事業部の部門再編と人事異動を行う可能性があると、ET Newsは記しています。
 
 
Source:ET News
Photo:Galaxy Mobile
(FT729)


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