MacBook Pro用ミニLEDサプライヤー、ロックダウンの影響で売上高が大幅減

14:16 MacBook Pro XDR
 
台湾メディアDigiTimesが、14インチおよび16インチMacBook Proが採用するミニLEDバックライト用チップ(以下、ミニLEDチップ)を供給中のEnnostarの2022年5月の売上高は、ロックダウンの影響により10%以上減少したと報じました。

ミニLEDチップを供給中のEnnostar

14インチおよび16インチMacBook Proの組み立てを担当するQuanta Computerの上海工場が、ロックダウンにより稼働停止した影響は、同製品用のミニLEDチップを供給中のEnnostarの売上高にも大きな影響を及ぼしました。
 
DigiTimesによれば、Ennostarの2022年5月の売上高は、前月比13.4%、前年同月比19.4%減少しました。

競合他社にも影響

ロックダウンの影響は、新たに14インチおよび16インチMacBook Proに搭載するミニLEDチップを供給予定だった中国Sanan Optoelectronicsにもおよんだようです。
 
同社は2022年4月からミニLEDチップを供給予定でしたが、製品の品質が想定されていたよりも低かったこと、製造に必要な部品サプライヤーがロックダウンの影響を受けたことで、5月になっても出荷できず、早くても6月にずれ込むDigiTimesは伝えています。

Apple製品でのミニLEDバックライト搭載製品増加見込み

ただし、2022年下半期(7月〜12月)にはSanan OptoelectronicsもミニLEDチップの供給を開始することから、EnnostarはAppleへの卸価格の値下げ競争にさらされる可能性があると業界関係者は予想しています。
 
ミニLEDバックライト搭載ディスプレイは、新型12.9インチiPad Proに加え、新型14インチiPad Proにも搭載されると噂されるなど、採用製品が増える見通しです。
 
 
Source:DigiTimes
Photo:Apple
(FT729)


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