ラピュタロボティクス株式会社(以下、ラピュタロボティクス)は、アスクル株式会社(以下、アスクル)の物流センターにて「ラピュタPA-AMR」が本格稼働を始めたと発表しました。
また、「ラピュタPA-AMR」の新規導入企業向けに、新料金体系となる「費用対効果保証プログラム」の提供を開始したことも発表しています。
人や他ロボットと協働し、ピッキング業務を効率化
「ラピュタPA-AMR」は、作業スタッフと協働でピッキングをおこなう自律走行型協働搬送ロボット。スタッフがピックした荷物の搬送およびピッキングルートの最適化を担い、生産性向上とスタッフの歩行時間削減をサポートします。
本体に搭載した画面でスタッフがピックすべき荷物を指示したり、次に向かう棚を表示したりと、ミスなくスムーズなピッキング業務を支援。スタッフは次の棚まで手ぶらで移動できます。
また、クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」と群制御AIにより、複数台のロボット連携も可能。お互いの位置・環境をリアルタイムに認識し、ときにゆずりあいながら現場を走行するようです。なお、異なるタイプのロボットとの協調も可能。
このほか、安全性に配慮した障害物センサー、新人や外国人スタッフでも簡単に使えるユニバーサルデザインの操作画面なども特徴でしょう。
生産性約1.8倍、人員約3割減
そんな「ラピュタPA-AMR」が、アスクルの物流センター“ASKUL Value Center 日高”にて本格稼働。実に34台がピッキング業務を遂行します。
ラピュタロボティクスとアスクルは、同ロボットの導入合意後も打合せを重ね、現場で必要な機能なスペックを追求してきたようです。
そして同センターにて34台を稼動させたところ、生産性は従来の約1.8倍に向上し、約3割の人員削減に成功。この結果を受け、本格稼働に踏み切ったといいます。
導入後の生産性に応じて月額費用が変動
ラピュタロボティクスはこのたび、成果連動型の料金体系となる「費用対効果保証プログラム」の提供を開始しました。
これは、「ラピュタPA-AMR」導入後の生産性に応じて月額費用が変わるというもの。同ロボット導入後、目標とする生産性を達成できなかった場合でも、その達成割合に応じて月額費用を減額することで費用対効果を担保しやすくなるといいます。なお、同ロボットは通常1台当たり月額10万円。
“費用対効果保証”という取り組みは、ラピュタロボティクスにとってはチャレンジングなものですが、先述したアスクルでの実績などを踏まえ、同ロボットをより多くの現場に届けたいという決意と自信をもって開始したとのことです。
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「ラピュタPA-AMR」サービスサイト
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/181078
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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