AirTagが盗難された車の発見に役立った事例が報告〜車内の3カ所に設置

AirTag Range rover
 
カナダで、AirTagを車内に3つ設置していたことで、盗難されたレンジローバーの発見に役立った事例が報告されました。

1カ月前にも盗難されたが、今回はAirTagを活用して見つけ出すことに成功

カナダのオンタリオ州南部トロントに住む男性、ローン氏のレンジローバーが盗まれましたが、車内にAirTagを3つ設置していたことで位置情報をもとに追跡、警察と協力して見つけ出すことに成功しました。
 
ローン氏は1カ月前に1台目のレンジローバーを盗まれており、今回盗まれた後に見つけ出すことに成功したのは新たに購入した2台目のレンジローバーです。残念ながら、1台目のレンジローバーは見つかっていません。
 
ローン氏は1回目の盗難を機に、2台目のレンジローバーではグローブボックスの中、スペアタイヤのホイール部、後部座席の座面下と合計3つのAirTagを設置していたとのことです。
 

窃盗犯のアジトから9台の盗難車が発見

犯人は、スマートキーが発する微弱な電波を利用して車両のロックを解除する「リレーアタック」により、レンジローバーの車載セキュリティーシステムを通り抜けていたようです。
 
2台目のレンジローバーは2022年6月22日の朝に盗まれているのが判明、ローン氏がすぐに「探す」アプリでAirTagの位置情報を取得した結果、トロント東部のスカーバローの金属リサイクル工場にあるのが確認されました。
 
その後、警察署に通報した結果、見つかった9台の盗難車の中にローン氏のレンジローバーも含まれていました。同氏のレンジローバーは、まもなく警察から返却される見通しです。
 
ローン氏の事例は盗難車の発見にAirTagが役立ったというものですが、カナダではAirTagを悪用した自動車盗難事件が多発していることも報告されています。
 
 
Source:cp24.com via AppleInsider
(FT729)


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