Samsung、スマホ事業は不調でも2022Q2利益増の見込み〜半導体事業が貢献

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Samsung Electronicsが今週後半に発表見込みの2022年第2四半期(4月〜6月)の業績について、スマートフォン事業などの不調にも関わらず営業利益は前年同期比15.6%増の14兆5,000億ウォン(約1兆5,052億円)になると、アナリストらが予測しています。

スマホ、ディスプレイ、家電事業は軒並み不振

韓国Yonhap Nesによると、同社の4月〜6月におけるスマホ出荷台数は、前年同期比で16%減の6,100万台だったと見積もられています。同事業の営業利益は2兆6,000億ウォン(約2,700億円)で、前年同期よりも6,000億ウォン(約623億円)の減額です。
 
Samsungのディスプレイパネル事業も振るわず、営業利益は前年同期の1兆3,000億ウォン(約1,350億円)から1兆ウォン(約1,040億円)へ下がったと見られています。家電事業はさらに悪く、営業利益は前年同期の約半額の5,000億ウォン(約520億円)まで落ち込んだ模様です。

半導体事業の営業利益は前年同期比42%増に

しかしこれらの事業の不振にも関わらず、半導体事業は非常に好調でした。アナリストらは半導体事業の営業利益を、前年同期比42%増の9兆8,000億ウォン(約1兆170億円)と見積もっています。
 
DRAMチップの出荷数は前年同期比で9%増、NANDフラッシュメモリチップの出荷数は2%増でした。
 
つまりSamsungの営業利益における半導体事業の比率がさらに上昇していることを意味します。

今年後半にメモリ価格の値下げを検討

そしてSamsungは、メモリ市場でのさらなるシェア拡大を狙っているようです。
 
台湾メディアDigiTimesによれば、同社は2022年後半(7月〜12月)にさらなる市場シェア拡大のため、メモリチップ価格の値下げを検討しているとのことです。
 
 
Source:Yonhap News, DigiTimes
(lunatic)


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