iFixit、M2 MacBook Airの分解動画を公開。放熱が不十分と指摘

iFixit M2 MacBook Air 分解
 
M2搭載MacBook Air分解動画を、各種ガジェットの分解レポートで知られるiFxitが公開しました。用途不明の加速度センサーが発見されたほか、冷却用ファンの代わりとなる放熱構造が不十分なのではないか、と指摘しています。

謎の加速度センサーを発見

先日発売されたM2搭載MacBook Air分解動画においてiFixitは、ロジックボードに加速度センサーが搭載されていると指摘しています。
 
iFixit M2 MacBook Air 分解
 
Studio Displayにも搭載されている加速度センサーの用途についてiFixitは、ビデオ撮影を安定させるためかもしれないが、MacBook Airはセンターフレームに非対応なので理由が不明だ、と述べています。
 
なお、分解に使用したMacBook Airは256GBストレージモデルですが、Max Techによる分解動画でも指摘されていたように、NANDフラッシュストレージが1個だけ搭載されています。Max Techは、M1 MacBook Airの128GB x 2個よりもM2 MacBook Airのストレージが低速になっている、と指摘しています。

放熱対策が不十分なのでは?と指摘

AppleはM2 MacBook Airについて、M2の優れた電力効率により冷却用ファンなしでも静かに動作するとアピールしています。
 
しかしiFixitは、M2 MacBook Airに熱を拡散させるためのヒートスプレッダが見当たらないのは不思議だ、と疑問を呈しています。
 
iFixit M2 MacBook Air 分解
 
また、内部には放熱グリスやグラファイトテープで熱を逃す対策がとられているものの、放熱のためのシートは薄く、M2の発熱が少ないとはいえ、十分な放熱ができないのではないか、と指摘しています。
 
iFixit M2 MacBook Air 分解
 

ヒンジ埋め込みスピーカー、ヒンジを強化する効果も

ディスプレイのヒンジ部分に埋め込まれたスピーカーは、本体の深い位置に埋め込まれており、ヒンジを補強する効果を果たしているものの、取り外すのには苦労したようです。
 
iFixit M2 MacBook Air 分解
 
3つのセルをコの字型に組み合わせた容量52.6Whのバッテリーは、比較的簡単に取り外すことができ、昔のMacと違い修理しやすくなっていることは評価できるとコメントしています。
 
iFixit M2 MacBook Air 分解
 
iFixitは、Appleがセルフサービス・リペア・プログラムでMacBook Airの修理用部品の提供を始めたらまた修理する、と予告しています。

分解動画はこちら

iFixitによるM2 MacBook Air分解動画はこちらでご覧ください。
 

  
 
Source:iFixit/YouTube
(hato)


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