Qualcommは厳しい経済情勢やスマートフォン需要の減速によって、2022年度第4四半期(Qualcomm独自の会計年度:7月〜9月)は市場関係者の予想を下回る売上高になる可能性があると予想しています。
個人消費の落ち込みが影響
2022年度第1四半期(2021年10月〜12月)には、前年同期比で30%増となる過去最高の売上高を記録した“チップ業界の巨人”Qualcommでも、スマートフォン業界や経済情勢の前には太刀打ちできないようです。
Qualcommは28日、第3四半期(4月〜6月)の売上高を発表し、前年同期比65%増だった2021年の勢いを保ったまま、前年同期比37%増の109億3,000万ドル(約1兆4,560億円)としました。
しうか同時にQualcommは、第4四半期が個人消費の落ち込みで厳しいものになるとも予想、スマートフォンの売上低迷が、同社の主力製品であるスマートフォン向けチップの売上に影を落とすことになるとの展望を示しました。
Samsungも同様の見方を発表
止まらないインフレに未曾有のドル高、収まらない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ウクライナとロシアの戦争などで、世界経済は腰折れしている感が否めません。
事実、2022年第2四半期(4月〜6月)における世界スマートフォン市場の出荷台数は、前年同期比で9%の減少となり、新型コロナウイルスの蔓延以降で初の最低の数値となりました。
QualcommのほかにSamsungも同様の見方を示しており、Apple以外は慎重な経営方針を迫られることとなりそうです。
Source:Reuters,CyprusMail,Bloomberg
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-472962/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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