元T-Mobile店の男、違法なSIMロック解除サービス提供で数千万ドルを荒稼ぎ

T-Mobile
 
勝手にSIMロック解除サービスを提供、約2,500万ドル(約33億円)も荒稼ぎしていたT-Mobileショップの元オーナーに、有罪判決が下されました。米司法省が明らかにしました。

2,500万ドルを荒稼ぎ

米カリフォルニア州バーバンク在住のアーギシュティ・クフダバードヤン被告(44)は、ロサンゼルス郊外で米大手通信キャリアT-Mobile代理店のオーナーを務めていた2014年8月から2019年6月にかけて、T-Mobile社員のIDを盗み出して社内ネットワークにアクセス。顧客のスマホのSIMロックを解除する権限を取得して、無断でロック解除サービスを提供、約2,500万ドルの利益を得ていたとのことです。

有償でSIMロック解除サービスを提供

米国では、少し前まではキャリアごとにほとんどのスマホにSIMロックがかけられており、MNP(乗り換え)をするにはまず、ロック解除をする必要がありました。
 
以前の日本と同様、キャリアによる2年縛りが一般的で、契約期間中だとSIMロック解除は困難でした。
 
クフダバードヤン被告はここに目をつけ、有償でスマホのSIMロックを解除するサービスを提供することを思いついたようです。

50人以上の社員からIDなどを盗む

同被告は、顧客のスマホのロック解除を行う権限を持つT-Mobile社員50人以上のIDとパスワードを盗み出し、社内のコンピュータ・システムにアクセスしました。そして2014年8月から2019年6月にかけて膨大な数のスマホのSIMロックを解除、約2,500万ドルを稼いだとのことです。
 
被告はメールやWebサイトなどを通じて自らのサービスを宣伝、しかもサービスをあたかもT-Mobileが提供しているかのように見せかけていたと、司法省は報告しています。

 
 
Source:DOJ, PCMag via The Verge
(lunatic)


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