米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2022年8月18日、Appleが出願した、「Apple Watchに手首周囲長測定機構を搭載する特許」を公開しました。
深度測定センサーと専用アプリを使用
「Apple Watchに手首周囲長測定機構を搭載する特許」には、Apple Watchに深度測定センサーを搭載し、ユーザーの手首の周囲長を測定、それをもとに推奨されるApple Watch用バンドサイズが表示される仕組みが記載されています。
この機構を開発した目的について特許には、テープや定規を使った従来の測定方法では誤差が大きいと記されています。
適切なバンドサイズを表示するまでの流れ
下記図表1には、Apple Watch用の適切なバンドサイズを確認しようとするユーザー(100)が描かれています。
図表2は、手首周囲長を測定し、適切なバンドサイズを表示するために用いるアプリのユーザーインターフェースで、スタートボタン(210)をタップした後、Apple Watchを装着する腕(216)を選ぶ様子が説明されています。
その後、アプリの求めに応じ、ユーザーは手や指を動かすなど、色々な動きをします(下記図表3および4)。
最終的に、こうした動きを行っても快適な装着感が得られるバンドサイズ(下記図表5の512a)が表示されます。
アプリの指示をもとにしたユーザーの手首の動かし方が適切でなかった場合など、測定結果の信頼性は「高い(512b)」と表示されないようです。
Apple Watch用バンドのうち特にソロループシリーズは、購入後のサイズ調整ができないため、購入時に適切なサイズを決定する必要があります。
今回の特許に記された機構が実現すれば、Apple Storeに行ってデモ品を試着しなくても、ユーザーは自宅で正しいサイズのバンドを選ぶことができるようになりそうです。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-477773/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...