SGシステム株式会社(以下、SGシステム)、シャープマーケティングジャパン株式会社、株式会社データスコープは、SGフィルダー株式会社(以下、SGフィルダー)協力のもと「顔認証勤怠システム」を共同開発。
8月上旬より佐川急便株式会社(以下、佐川急便)などの物流センターにて本稼働を開始し、業務効率化に貢献しています。
高速かつ高精度な顔認証
「顔認証勤怠システム」は、顔認証検温システムと勤怠管理システムを融合したソリューション。
既存の勤怠基幹システムと連携し、紙などで管理することも多い検温データを勤怠システム上で管理可能にします。また、複数拠点の情報を一元管理できるのも特徴でしょう。
同システムでは、高速かつ高精度な顔認証により最大5万人分の登録データからすばやく個人を特定。顔のよく似た双子を高精度で識別できるほか、同一人物の二重登録を抑制する“なりすまし防止機能”も搭載しています。
ディスプレイ横には、「出勤」「退勤」など5つの専用ボタンを装備しており、利用者は直感的な操作で打刻できるようです。
佐川急便などへの導入背景
同システムは、SGホールディングスグループのIT統括会社 SGシステムが、物流・製造分野を中心に各種人材サービスを展開するグループ企業のSGフィルダーに対し、スタッフの勤怠管理状況や課題を綿密に調査・ヒアリングすることで開発を進めてきました。
こういった背景から、SGホールディングスグループ中核でありSGフィルダーが庫内運営を請負う佐川急便などの物流センター214カ所に計310台の顔認証端末を設置。約2万人のスタッフを対象に運用を開始しています。
大幅な業務効率化に貢献
これまでSGフィルダーは、静脈認証方式による勤怠打刻を実施してきました。しかしこの方式には、新規スタッフの生体登録にかかる手間や出退勤ラッシュ時の混雑といった課題があったようです。
このたび同システムを導入したことで、これらの課題を解決。静脈認証方式と比べ、一人あたりの生体情報登録にかかる時間を約1/10に、打刻にかかる時間を約1/2に短縮できたといいます。
検温データをシステム上で確認できるようになったこととあわせて、勤怠管理業務の大幅な効率化に貢献しているようです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/184621
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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