楽天モバイルの元社員が水増し請求して金銭を着服、被害額46億円か

楽天モバイル
 
複数の国内メディアは9月2日、楽天モバイルの元社員が、取引先に基地局整備の費用を水増し請求させる手口で多額の金銭を横領したと報じました。被害総額は約46億円に達している模様です。楽天モバイルは該当の社員を既に懲戒解雇し、刑事告訴したと発表しました。

元社員と取引先が46億円を水増し請求か

楽天モバイルは9月2日、元従業員と取引先が共謀して楽天モバイルに対して不正請求を行っていたと発表しました。社内調査の上で警察に告訴状を提出し、捜査に協力中だとコメントしています。また、元社員は8月12日付で懲戒解雇の処分を受けました。
 
NHKによると、元社員は携帯電話の基地局整備の運送関連取引先である「日本ロジステック」と共謀し、多額の費用を水増しして楽天モバイルに請求していました。
 
楽天モバイルは元社員および取引先に対して刑事上および民事上の責任を追及すると発表しており、NHKによると既に日本ロジステックの預金4億円の仮差押えを実施しています。
 
楽天モバイルの被害額は非公表ですが、朝日新聞や毎日新聞は被害額が約46億円に達している可能性があると報じました。
 
楽天モバイルは自社回線によるサービスエリアの拡大を目的に携帯電話基地局の整備を急速に進めており、元社員は基地局整備関連の取引先と共謀して水増し請求を行い、金銭の一部を自身に還流させていた模様です。
 
 
Source:楽天モバイル, NHK, 朝日新聞, 毎日新聞
(seng)


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