モスクワで配車サービスがハックされ渋滞が発生する事態に

yandex taxi
 
大量のタクシーを同じ場所で注文し、交通渋滞を引き起こす新手のハッキング手法が使用されました。攻撃者がアプリベースのタクシー会社を利用し、道路で混乱を起こした最初の例の1つとされています。

渋滞を捉えた動画が公開

配車サービスYandex Taxiがハックされ、非常に長い渋滞となっている様子を捉えた動画が、Russian Market(@runews)により共有されました。
 


 
Yandexの広報担当者はこのハック事件を認めており、「モスクワのフィーリ地区で、数十人のドライバーが大量注文を受けた」と述べています。
 
フィーリ地区は、モスクワの中心部から外れており、南西からモスクワ中心部に向かう大通りであるクトゥゾフスキー・プロスペクト沿いにあります。なぜこの地区が狙われたのかは不明で、Yandexの広報担当者は攻撃の詳細についてコメントすることを控えています。

車両のハッキングはサイバーセキュリティ業界で注目

さまざまな手段を講じて車両のハッキングを行う研究が、ここ数年サイバーセキュリティ業界で行われています。特によく知られているのは、2人のセキュリティ研究者がWiredのジャーナリスト、アンディ・グリーンベルグ氏が運転するJeep Cherokeeをハックし、高速道路でエンジンを止めることに成功したケースです。チャーリー・ミラー氏とクリス・ヴァラセック氏は、インターネットに接続されたエンターテイメントシステムから侵入したのです。
 
「つながった世界」の危険性を浮き彫りにしている、とViceは投稿を締めくくっています。
 
 
Source:Vice
Photo:Yandex Taxi
(lexi)


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