Nokiaの“エコ”ハードウェアサブスク「Circular」とは?

nokia circular
 
Nokiaブランドでデバイスを展開するHMD Globalは、最近Nokia X30 5G、Nokia G60 5G、G31の3つの新モデルを発表しました。Android Authorityは、デバイスよりも、同時にデビューしたHMDの“エコ”サブスクリプションモデルのほうが興味深い、と同社のプロダクト・プロポジション責任者のアダム・ファーガソン氏にインタビューを行っています。

月払いのハードウェアサブスク「Circular」

Circular」は、Nokiaブランドのデバイスを月額でリースできるもので、機種によって10ポンド〜25ポンド(約1,600円〜4,000円)の費用がかかります。使い終わったスマートフォンは、HMDが責任を持ってプログラムを通して循環させるか、チャリティ団体に寄付するか、完全にリサイクルできます。
 
使用年月に応じて、「明日の種(Seeds of Tomorrow)」という報酬を得ることができ、植林や僻地でのモバイル接続の提供などの慈善活動に使用することができます。
 
「人々はNokiaのスマートフォンを長く使いたいと思っていて、デバイスが長く持ってほしいと願っている」とファーガソン氏は語ります。「Circularは、すでに人々がやりたいと思っていることを叶える方法だ」

普通に新規購入するのと比べて約2倍かかる

Circular」サブスクリプションでは、Nokia X30 5Gは月30ユーロ(約4,200円)で購入可能で、3年間の更新サイクルをまっとうすると、1,080ユーロ(約15万740円)となります。同機は普通に小売価格で購入すると529ユーロ(約73,835円)であるため、サブスクで約2倍の料金を支払うことになります。
 
しかしながら、Circularのサブスクには交換機能などが含まれており、例えば紛失したり壊れたりしたデバイスを、たとえ安いモデルであっても、2回まではまったく質問なしで交換してくれるそうです。
 
Circularの発想自体は素晴らしいかもしれませんが、本当の循環型を目指すには、デバイスの修理のしやすさなども考慮に入れられるべきで、まだ課題が多く残っていると言えそうです。
 
 
Source:Android Authority
Photo:Nokia
(lexi)


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