新品で未開封のiPhone13と装い、重りが入った空箱を10万円で売りつける事件が日本で発生しました。未開封状態に戻す市販の封止シールを悪用しており、中古スマホ買取店舗のスタッフも見抜けなかった模様です。なお、上部写真はiPhone Mania編集部員のiPhone13 miniの箱であり、事件とは無関係です。
「未開封」の罠
TBSは9月1日、ある男性が新品未開封のiPhone13として、重りが入った空箱をスマートフォン買取店舗に売りつける事件が発生したと報じました。
男性はiPhone13の箱を店舗に持ち込んで買取査定を依頼し、新品未開封であるとスタッフに伝えました。
店舗のスタッフは箱に封止シールが貼られていたため、新品未開封と判断して10万円を男性に支払っています。
その後、買取店舗が未開封の状態で他の業者に転売しようとしたところ、箱の印字の粗さを指摘されました。
不審に思い開封したところ、iPhone13と同等の重さに調整されたマグネットテープだけが入っており、詐欺にあったことが判明しています。
転売時の指摘が無かった場合、そのまま「新品未開封のiPhone13」として流通するリスクもありました。
なお被害にあった店舗は、再発防止策としてX線検査を導入し、今後は未開封のまま中身を確認した上で買取を行うとコメントしています。
犯行時の様子等は以下のTBSの動画で確認可能です。
封止シールを悪用
iPhone13シリーズでは、環境への配慮を目的に、従来のパッケージフィルム(プラスチック包装)が廃止され、紙製の封止シールを破って開封する方式となりました。
一方で、封止シールの類似品が出回っており、「iPhone13シリーズは1分程度で未開封の状態に戻せる」とする動画も公開されました。
また、iPhone14シリーズ向けの偽の封止シールが既に製作されていると報じられており、iPhone14等でも新品未開封を装った詐欺が発生する可能性があります。
Source:TBS, TBS / YouTube
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-486605/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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