空中で指を動かすだけで給水できる! ウォーターサーバーのタッチレス化キットが登場

ウォーターサーバーや観光案内システムなどによく使われているタッチパネル。スマートフォンのように直感的な操作ができるアイテムですが、画面に多くの人が触れるため「衛生面が気になる」という人もいるのではないでしょうか。

そこで株式会社ショップパートナー(以下、ショップパートナー)は、ウォーターサーバーなどを非接触操作できるキット(以下、タッチレス化キット)を開発しました。

空中で画像をドラッグして給水

タッチレス化キットを既存のウォーターサーバーに装着すると、人差し指をかざして「HOT」か「COLD」の画像を所定の位置までドラッグするだけで「お湯」または「冷水」を給水できます。

通常なら不特定多数の人が押すボタンに直接触れる必要がなく衛生的です。 また、人差し指ジェスチャー以外には反応せず、意図しない誤操作を回避するのもポイントでしょう(パーやグーでは反応しません)。

ちなみに、タッチレス化キットは既存機器に外付けする仕組みになっているため、非接触化装置を取り外すともとのウォーターサーバーに戻すことが可能です。

AIシステムにより非接触操作を実現

タッチレス化キットではショップパートナーが開発を進めているタッチレス空中操作技術「Aloha」を採用しています。同技術は、独自開発したAIシステムにより非接触・非装着で操作できるというもの。

ウォーターサーバーのほか、給茶機・自販機など、不特定多数の人が操作する機器のタッチレス操作化を可能にします。今後はレストランやコワーキングスペースなどで衛生的に機器を利用できるようになるとのことです。

「OK」ジェスチャーで食券を発行

2020年4月、ショップパートナーは「低コストを実現」「既存システムにシームレスに連携可能」「幅広い分野で応用可能」を満たすUI開発サービスを開始しました。

翌月の5月には、ノータッチ・空中操作を可能にするユーザーインターフェース製品のデモ動画を公開。動画では、券売機の前にて、空中で人差し指を動かしながら好きな商品を選び、3秒間「OK」のジェスチャーをして食券を発行する様子がうかがえます。

その後、より直感的に操作できるスワイプ機能をAlohaに追加するといった機能拡張を経て、今回のタッチレス化キットを開発しました。

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(文・Haruka Isobe)


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