ライターの男性が、1年間スマホなしで生活して変わったことを、米メディアInsiderに記事として投稿しています。
最初は2週間のスマホなし生活から実験を開始
ある調査によれば、アメリカ人は平均で1日あたり4時間31分をスマホに費やすそうです。1日あたりのスマホのチェック回数は96回で、実に約10分に1回はデバイスを見ているという計算になります。
最初2週間のスマホなし生活実験を行ったハビエル・オルテガ・アライザ氏は、スマホなし生活期間をさらに延長し、1年間スマホなしで生活しました。
その結果、6つことを学んだといいます。
コミュニケーションに関する不安が消えた
ライター及びコンテンツクリエイター業を行うオルテガ・アライザ氏は、もともと
アクティブなソーシャルメディアユーザーではありませんでしたが、WhatsAppやiMessageなどのメッセージアプリは普段の生活のコミュニケーションで多用していました。仕事のメールも主にスマホで対処する生活でしたが、スマホなし生活でもそんなに重要なメールは頻繁に来ないということに気づきます。
スマホがないことで、朝起きて真っ先にデバイスをチェックするのではなく、自分自身を身体の中心に据えて1日を始められるようになったそうです。オルテガ・アライザ氏は、これまでなぜ自分を常に連絡可能な状態にしていたのかを疑問に思うようになりました。
独りのとき自分自身を向き合うしかなくなった
バーで独りで飲んでいてどことなく居心地が悪いとき、これまではスマホを見て気分を紛らわすことが多かったオルテガ・アライザ氏ですが、スマホなしになったことで独りのとき自分の感情と向き合うしかなくなったといいます。
難解な議論のときも、スマホを見て会話に入らないようにしたりせずに、話題に真摯に向き合うしかなくなりました。
移動はより計画性が重要になる
突然Uberが必要になったとき、友人に頼んで呼んでもらったことがあったりはしたそうですが、基本的により計画性を持って移動に臨めば何とか対処できたそうです。
コミュニケーションがうまくなった
スマホでナビゲーションができなくなったため、街で人に道を聞いたりすることが多くなったそうです。そのため、自然とコミュ力が向上したとのことです。
部下がより自立した
上司としてオルテガ・アライザ氏が常に連絡可能ではないと悟った部下たちは、より自律的に物事を行うようになったといいます。
その結果、事業のオルテガ・アライザ氏への依存度が良い意味で下がり、他の人たちがステップアップするスペースが確保されたとのことです。
スマホとのより良い関係性を築くことができた
パンデミックも終盤に差し掛かり、事業のひとつである教育旅行が再び稼働し始めたタイミングでスマホ生活を再開したオルテガ・アライザ氏は、以前とは異なるスマホとの関係性を築くことができるようになったと述べています。
「スマホを持っていますが、それは私の人生そのものではなく、必要なときに使うツールです。私の自慢のひとつは、曖昧なメールやゴーストでその場から逃げようとするのではなく、直接会って(相手が同じ場所にいない場合はビデオ通話で)重要な話をするようになったことです」と、同氏は記事をまとめています。
Source:Insider
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-493708/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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