オーディオテクニカが培った技術が息づくフルオート式ワイヤレスターンテーブル

カセットテープと並ぶアナログサウンド復権の象徴ともいえるレコードは、現役時代を知る世代だけでなく、既存のプラットフォームにはない魅力的な音源として20~30代の若い世代にも高い人気を博しています。そのレコードサウンドを楽しむために必要不可欠となるターンテーブル(レコードプレーヤー)は、近年のレコード人気の高まりを受けて新製品が続々と登場。数年前と比べて格段に入手がしやすくなりました。

オーディオテクニカより10月7日に発売が開始される「AT-LP3XBT」(予想実勢価格:3万7400円前後)は、スピーカーなどへの有線接続はもちろんのこと、Bluetoothによるワイヤレス接続にも対応。手軽にレコードのアナログサウンドが楽しめるターンテーブルです!

スタートボタンを押すだけでレコードを再生するフルオート仕様で、油圧式アームリフター付きのストレート型トーンアームを搭載。LP盤の33回転とEP盤の45回転の両方に対応し、レコード上の“聴きたい位置”にレコード針を正確かつ安全に下降・上昇させられます。

サウンド再生の肝であり要でもあるカートリッジは、オーディオテクニカが50年以上に渡って培ってきた技術を凝縮したVM型ステレオカートリッジ(AT-VM95C)とヘッドシェル(AT-HS3BK)が用いられており、従来モデル「AT-VM95シリーズ」との針先互換性を備えているので、好みのレコード針への交換も可能です。

また、制振設計を施したアルミ合金ダイキャスト仕上げのブラッターとフェルトマット、本体内部に配置された金属プレートを備え、不要な振動を抑制して上質なサウンドを再生。ACアダプターによる外部電源方式による回路設計で、ノイズの発生を最小限に抑えます。

ターンテーブルの導入に二の足を踏む理由として、アンプなどのオーディオ機器を別途用意しなければならないことを理由に挙げる人も多いと思いますが、「AT-LP3XBT」に関しては問題なし。

フォノイコライザーを内蔵しているため、付属のオーディオケーブル(RCAピンプラグ-3.5mmミニプラグ)を手持ちのアクティブスピーカーに繋ぐだけでサウンド再生の準備が完了します。もちろん、アンプを経由したスピーカーからの再生も可能です。

さらにBluetooth 5.2によるワイヤレス接続にも対応しており、ワイヤレスイヤホンやヘッドホン、スピーカーの利用もOK。対応コーデックはaptX(Qualcomm aptX/Qualcomm aptX Adaptive)とSBCの2種類で、接続や音質面に関する不安も皆無です。

本体の外寸は幅435.6×奥行374×高さ128mmで、重さは5.0kg。ダストカバーやカウンターウェイト、EPアダプター、オーディオケーブル(約1.0m)、ACアダプター(約1.5m)などが付属します。

オーディオ機器の用意や面倒な配線に手間をかけることもなく、すぐにレコードサウンドを楽しめるオーディオテクニカの最新ターンテーブル。レコードサウンドに興味はありながら接する機会がなかったという人にとって、遠かったその距離を一気に縮める役割を果たしてくれそうです。

>> オーディオテクニカ

<文/&GP>

 

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