Macの出荷台数が前年同期比40%増〜2022Q3、PC市場全体は不調にもかかわらず

MacBook Proの画像
 
2022年第3四半期(7月〜9月)のPC出荷台数の統計が発表され、前年同期比で大きく出荷台数が減少したことがわかりました。
 
そのなかでAppleは好調を保っており、Macの出荷台数は前年同期比で40%以上増加しています。

上位メーカーのなかで唯一プラス成長のApple

調査会社のIDCによると、2022年第3四半期のPC出荷台数は7,430万台でした。
 
これは前年同期比で15.0%の減少であり、消費者需要は依然低調なままです。
 
そのなかでApple前年同期比40.2%の出荷台数増加と、上位メーカーのなかで唯一プラス成長を記録しました。
 
2022Q3のPC出荷台数
 
Appleは2022年第2四半期(4月〜6月)の中国でのロックダウンによるMacの出荷台数減を補う形で第3四半期に出荷台数が増加したそうです。

平均販売価格が低下傾向に

2022年第3四半期のPC市場の特徴として、平均販売価格が低下傾向にあることが挙げられます。
 
最近の部品供給不足により各メーカーが高価格帯のPCに注力しているのに加え、部品や物流のコスト上昇もあり、PCの平均販売価格は2022年第1四半期(1月〜3月)に910ドル(約133,000円)と2004年以来の高値を記録しました。
 
しかしながら、2022年第2四半期、第3四半期と平均販売価格が低下しており、一方で出荷台数が低調なままであることから、PC市場の景気が後退していることを示しているとIDCは分析しています。

 
 
Source: IDC via AppleInsider
(ハウザー)


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