ソロキャンプでも快適な屋根を手に入れよう! 一人で簡単にタープを張る方法

<不自由を自由にする野営スタイル>

こんにちは、「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

先日、友人に「タープ(リビング用)って一人で張れるの?」と聞かれ、そういえば私もキャンプはじめた当初、同じ疑問を持ったことを思い出しました。

ということで今回は、改めて一人でも簡単にリビング用のタープを張る方法をご紹介。設営場所の周り立木はなく、ロープとポールだけで設営していきます。

■わずか3ステップで簡単に設営可能!

▲DDタープ4×4m

今回使用するものは、DDハンモックスのDDタープ 4m×4m、ポール200cm×2本、180cm×4本、パラコード4m×8本、ペグ30cm×8本。

大きなタープを一人で張るのは難しいと思われがちですが、わずか3ステップと簡単です。抑えるところだけしっかり抑えれば、明日からできるようになりますよ!

それではステップごとに見ていきましょう。

【ステップ1】使うものをすべて配置する

実は、ポールとタープ、ロープ、ペグをしっかりと配置することが大事な作業です!

これでタープ張りの8割くらいが終わったと言っても過言ではありません。

配置の完成形は上の写真なのですが、まず4×4mタープの真ん中に、200cmのメインのポールを持ってきます。

ポールとタープを配置したあと、ここが最も重要な部分なのですが、ポールを立てるためのロープを、あらかじめきれいな二等辺三角形となるように配置してください。

二等辺三角形の底辺の角2つをペグダウンしますが、三角形の底辺はポールの底部分に揃えると、きれいにできます。

ロープを二等辺三角形に配置する際、ポールの先端にロープを通しておくと、ずれずに配置しやすくなります。

▲ポールの先端に、「もやい結び」をした2本のロープを引っ掛けます。実際にポールを立てる時は、ポールの先端とロープの輪っかの間に、タープのループ(タープによっては、グロメット)を通します

▲ポールの反対側のロープはトラッカーズ・ヒッチで、ペグダウンしておきます

先ほどポールの先端はもやい結びをしたロープの端(地面側)はポールを寝かした状態でいいので仮でペグダウンしておきます。トラッカーズ・ヒッチで固定してますが、後で調整する部分が大きいので、これも仮留めにしています。

これを両サイド、つまり2本のポールに対して同じ作業を行います。これで配置作業は終了です。繰り返しになりますが、一番大事なのはポールの先端を頂点として、二等辺三角形を作り、その底辺の角にしっかりとペグダウンをすることです。

■ステップ2 メインポールを立てる

次は準備したポールを立てる部分なのですが、これは準備、すなわちステップ1の配置がしっかりしていれば、簡単に立ちますし、ほとんど微調整をするくらいです。ただ、注意すべきところをは、配置段階でペグの角度や、差し込みが甘いと、ここで崩れてしまうので、しっかりとペグを固定しておいてください。

上の写真のように、片方のポールを立てて、反対方向へタープをひっぱり、もう片方のポールを立てたら完成です。反対側のポールもペグダウンしているので、ただポールを立てれば良い状態になっているはずです。

2本のメインポールを立てたら、4本のロープを調整して、しっかりとテンションをかければ、これだけでちゃんと自立します。

▲ロープの端の処理はきれいにしておきましょう

■ステップ3 四隅をペグダウンする

ここまできたら、あとは残りの四隅にポールを立てて、ペグダウンするだけで完成です。

四隅のポールは180cmくらいがおすすめですが、必ずしもシンメトリーに張る必要はありません。

天候によっては風雨が入ってくる方を閉じたり、雨がタープに溜まらないようにしたりする場合は1ヶ所を下げて張ります。

風が強い時などは、居住空間は狭くなりますが、メインポール以外のポールはなしで地面にペグダウンしてもいいかもしれません。四隅のポールの立て具合は天候によって変えてください。

四隅はそれぞれに対し、ロープとペグは1本ずつでOKです。この時、ペグダウンや、ロープのテンションを調整する場合は、対角線で行うと、よりきれいに張れますよ!

さて、いかがでしたでしょうか? 1人で張れそうでしょうか? 慣れれば本当に簡単で、そうですね、10分くらいで張れるようになると思います。ぜひ試してみてください。

>> 連載

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、年間数十泊の野営を行っている。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

 

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