海外メディアは10月15日、韓国において、人気の通信アプリKakaoTalk(カカオトーク)に大規模な通信障害が発生し、混乱が生じたと報じました。大統領が声明を発出する事態となっています。
カカオトークで不具合
韓国メディアのYonhap news(聯合ニュース)は10月15日、データセンターの火災が原因で、人気通信アプリのカカオトークに大規模な接続障害が発生したと報じました。
海外メディアReutersによると、カカオトークは韓国で最も使用されている通信アプリのため、日常生活に大きな混乱が生じた模様です。
なお、トークアプリ以外にも、ゲームや音楽、企業への料金支払いシステム等、多くのサービスに影響がでており、一部では10月16日も障害が継続しています。
人口が約5,178万人(2020年)の韓国において、カカオトークのアクティブユーザーは約4,700万人と言われており、市民生活に広く浸透しています。
大統領が声明を発出
事態を重くみた韓国政府は10月16日、関係省庁や大統領が相次いで声明を発出しています。
科学技術情報通信部長官は、国民が不便を強いられていることに遺憾の意を表明するとともに、政府としてもサービス正常化に向けた努力を行うと述べました。
また、ユン(尹)大統領はサービス再開に向けた支援を指示するとともに、再発防止のために原因究明を徹底するよう命じました。
なお、今後はバックアップの整備等、データセンターの非常事態に備えた対策が講じられるべきだとコメントしています。
さらに大統領の広報担当官は、カカオトークの不具合は有事の際の国家安全保障にも致命的な問題が生じる可能性があると指摘しました。
Reutersは、今回の通信障害により、韓国社会がカカオトークのサービスに大きく依存している点が浮き彫りとなったと言及しています。
日本においては2021年4月、LINEで50分間の大規模通信障害が発生し、トーク送受信や通話ができない状態となりました。
Source:Yonhap news (1), (2), (3), Reuters
Photo:KakaoTalk
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-496408/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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