キャンプ服のアウターにぴったり。1枚でサマになる“難燃コート”5選

キャンプの醍醐味とも言える“焚き火”。パチパチと薪の燃える音、じんわり伝わる温もりなど、日常生活では体験できない癒しがあります。

とはいえ、焚き火にも思わぬ落とし穴があります。それは、火の粉による洋服やチェアの穴あき問題。今回は、そんな焚き火問題を解決するアイテムとして注目を集めている“難燃素材”を使ったアイテムにフォーカス。

近年、難燃のダウンを使ったアイテムが出るなどバリエーションは多岐にわたりますが、高機能な素材を使っている分、どうしても値段が高くなりがち。全身を難燃アイテムで揃えるのはちょっとお財布に優しくありません。そこで辿り着いた答えが“難燃コート”を羽織ること。これ1枚で体の大部分を覆ってくれるので、細かいアイテムを購入する必要なナシ! フリースや厚手パーカーからでも気軽に羽織れるので、これからの季節に重宝すること請け合いです。

■“難燃コート”は秋冬キャンプにうってつけ

秋冬キャンプの夜は、フリースやダウンなど保温性に優れたアイテムが欠かせません。ただ、これらはナイロンなど火の粉に弱い化繊生地を使ったアイテムがほとんど。いつの間にか穴が空いていた…なんて悲しい出来事を経験しました。

また、煙の匂いが洋服につく“焚き火臭”問題もあります。ニオイがなかなか落ちずに何回も洗濯した人も多いはず。

そこで活躍するのが“難燃コート”。膝丈まであるコートタイプなら、肩から膝くらいまでの体の大部分を火の粉から守ってくれます。また、“焚き火臭”問題もコート一枚洗うだけで解決! アフターケアも楽チンです。

■1.秋冬キャンプに便利な機能が盛りだくさん

GRIPSWANY
「GSJ-75 FP FIREMAN COAT」(3万6300円)

難燃ミリタリーファブリック“BRAZE SHLELD(ブレイズシールド)”を使用した焚き火用の中わた入りコート。自己消火に優れている上に、従来の難燃素材より5倍の強度が特徴。万が一接炎しても事故から身を守ってくれます。

また、GRIPSWANY(グリップスワニー)らしい、高い収納力もポイント。グローブやナイフなどのギアを携帯するのに便利です。

グローブをしたままでも着脱のしやすいバックル仕様。内側にはセキュリティに優れた小ポケットを配置。貴重品の収納にぴったりです。また、中わたは米軍でも採用している“サーモライト”を使用しているため寒い時期でも暖かく過ごせます。

>>GRIPSWANY

■2.キャンプだけじゃもったいない。収納力抜群な難燃コート

Snow Peak
「TAKIBI Canvas Coat」(5万5000円)

スノーピークの代名詞でもある「TAKIBI」シリーズは、難燃性、耐久性、撥水性と、キャンプに必要な機能をすべて備えた人気のシリーズ。

「TAKIBI Canvas Coat」は、タテ糸にオーガニックコットン、ヨコ糸に難燃性のアクリルカネカロンを使ったマットでクラシックな表情が魅力の膝丈コートです。また、着込んでいくうちに経年変化を楽しめるのも魅力のひとつ。撥水素材とハットの上から被れる大きなフードで、突然の雨にも慌てずに対応できます。

大きく設計されたフロントポケットは、雨が侵入しにくいフラップ式なので貴重品やギアなどの小物を収納しておくのにぴったり。また、サイドからも手を入れられる二重構造。寒さ凌ぎのポケットとしても重宝します。さらに、背面にもポケットを設置。日頃から手ぶらで過ごしたい人にも最適な収納力は、キャンプも街もシームレスに繋いでくれる一着です。

>>Snow Peak

■3.ミリタリーな佇まいがオトコ心をくすぐるM-51タイプ

Oregonian Camper
「ファイアープルーフ キャンプマンコート」(1万5400円)

ミリタリー調のデザインで人気のオレゴニアンキャンパーは、ケースやシート、雑貨など痒いところに手が届くキャンプギアで人気のアウトドアブランド。そんなオレゴニアンキャンパーから難燃コットンを使用したミリタリーコートが登場。

モッズコートのようなフィッシュテールが印象的なデザインは、普段着としても取り入れやすい馴染みやすさがあります。アウターの上からも着られるオーバーサイズ仕様とロング丈は、焚き火で温まるときのアウターにもってこいです。

左胸のあたりに配置されたスマホなど貴重品の収納に最適な胸ポケットは、座ったままでも出し入れしやすい縦型タイプ。腰のあたりには、グローブなど大きいモノをしまっておくのに便利な二つの大型ポケットも装備。キャンプで必要な収納力を備えています。オレゴニアンキャンパーらしいミリタリー感あふれるデザインがたまりません。

>>Oregonian Camper

■4.焚き火のときにサッと羽織るだけ。中わた入りのあったか2WAYコート

karrimor
「サーマル キャンプ 2WAY ジャケット」(2万3100円)

着脱のしやすい前開きタイプと、焚き火の前でも安心なスモッグタイプの二通りの着こなしができる難燃素材を採用した2WAYコート。前作の「キャンプ 2WAY ジャケット」を、秋冬キャンプでも着用しやすい保温力を備えた中わた仕様へとアップデートしています。

前開きタイプはボタンを閉じることでポンチョのようにも、ボタンを外すことでノーカラーコートのようにも羽織れるため、街着のアウターとしても重宝します。スモッグタイプの側には大容量のフロントポケットを搭載。ちなみに、ポケットの内側には抗菌加工素材が使われています。

首周りに配置されたスナップボタンで簡単に着脱がしやすくなっています。中わたにはFREUDENBERG社のGRS認証リサイクル素材“COMFORTEMP”を採用。軽量で保温効果に優れた素材なのでアフターケアもらくらく。「サーマル キャンプ 2WAY ジャケット」はサッと羽織って焚き火を心から楽しみたい人にぴったりのアウターです。

>>karrimor

■5.シンプルイズベスト。燃えにくいロングコートは3シーズンに対応

DOD
「キャンパーノ・チョーラン」(1万3200円)

ありそうでなかった実用的なキャンプギアと分かりやすくユニークなネーミングで、初心者から熟練キャンパーまで幅広い層に人気のDOD(ディーオーディー)。

「キャンパーノ・チョーラン」は、ポリエステル原糸に着火しても延焼しにくい難燃加工した生地を使用。膝下までくるロング丈なので、パンツを火の粉から守りたいという人にもってこいです。

薄手の生地なので春や秋は1枚で、冬はアウターの上から羽織ることで3シーズンに対応します。

ボタンを全閉めしてスタンドカラーにすれば、首元を冷気から保護。ネックウォーマーなどの防寒グッズを火の粉から守りたい時にも役立ちます。手がかじかんで上手く使えない時でも簡単に開け閉めができる、着脱のしやすいスナップボタンを採用しているのもポイント。

フリーサイズ展開かつシンプルなデザインは、パートナー間のシェアにも◎。女性キャンパーからも支持されているDODらしいキャンプ用の“チョーラン”です。

>>DOD

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ゆらめく火を見つめていると精神安定の効果があるといわれています。日常のストレスから開放される焚き火はまさにキャンプの醍醐味。そんな至福の時間は、難燃コート使って心から没頭してみませんか?

<取材・文/宇田川雄一

宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。

 

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