iPhone14とiPhone14 Plusの販売不振が、有機EL(OLED)ディスプレイ市場におけるメーカー別シェアに影響をおよぼしていると、中国メディアiMediaが伝えています。
韓国メーカーのシェア低下、中国メーカー躍進
市場調査会社Stone Partnersが2022年11月9日、2022年第3四半期(7月〜9月)のOLEDディスプレイ市場の調査結果を発表しました。
OLEDディスプレイ製造メーカー別シェアでは、Samsung Displayがシェア1位で、2位にBOE、3位にVisionoxと、中国メーカーが2位と3位にランクインしています。
2022年第3四半期(7月〜9月)のOLEDディスプレイの市場規模(総出荷枚数)は、スマートフォン販売不振の影響で1億3,720万枚にとどまり、前年同期比18.6%減となりました。
特に、Samsung Displayが受けた影響は大きく、市場シェアが2022年第2四半期(4月〜6月)と比べて5.9%低下し、62.9%になりました。
iPhone用OLEDディスプレイへの依存度が高いLG Display
Samsung Displayはシェアが低下しながらも1位を維持していますが、シェアとともに出荷枚数減少の影響が深刻なのはLG Displayと、iMediaは述べています。
LG DisplayはiPhone向けOLEDディスプレイが総製造枚数に占める割合が高く、iPhone14とiPhone14 Plusの販売不振の影響を受けたようです。
ただし、LG DisplayはiPhone14 Pro Maxに加え、iPhone14 Pro用OLEDディスプレイも受注したとみられることから、それにより減少分をある程度埋めることも可能と思われます。
Source:iMedia
Photo:Apple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-502305/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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