皆さんは秋冬キャンプで過ごすときの足元はどうしてますか? 保温性を重視してウインターブーツを履く人や、脱ぎ履きのしさすさからサンダルなどで過ごす人も多いでしょう。さまざまな選択肢があるなかで、注目を集めているのがモックシューズです。
ブーツのような保温性がありながらも脱ぎ履きしやすいデザインは、秋冬キャンプにうってつけ!
また、アウトドアファッションを普段着に取り入れる“アーバンアウトドアスタイル”が定着したことで、街履きのアイテムとしても流行中。そうしたなかで狙うのは、街でもキャンプでも履ける洗練されたデザインのモノ。これ1足あればどちらも過ごせる、まさに両得なモックシューズを5アイテムピックアップしました。
■1.インナーにフリースを使用したあったかモックシューズ
MERRELL
「NOVA SNEAKER MOC」(1万2100円)
「ジャングルモック」でお馴染みのMERRELL(メレル)から、冬にうってつけなモックシューズ「NOVA SNEAKER MOC(ノバ スニーカー モック)」が登場。
内側には履いた瞬間に温もりを実感できる100%リサイクルのフリース素材を採用。アッパーに使われた耐引裂性に強い“リップストップナイロン”は、撥水性の高さもポイント。暖かいだけでなく、冷たい空気の侵入を防いでくれる1足です。
アウトソールには雪氷環境でも優れたグリップ性を発揮する“ビブラム アイストレック”を搭載しているため、雪道などを歩く際にも重宝します。
また、ミッドソールやインソールなどに、クッション性に優れた素材を使うことでトレイルシューズのような安定感を実現。「ジャングルモック」とはひと味違う履き心地を体験してはいかがでしょうか?
>>MERRELL
■2.弾むような歩き心地。街もキャンプも旅行もこれ1足でOK!
Teva
「REEMBER VISTAVERSE」(1万4080円)
Teva(テバ)といえばスポーツサンダルをイメージする人も多いでしょう。ですが、キャンプのセカンドシューズとして、多くのキャンパーがテバのシューズを取り入れていることをご存じでしょうか。
そんな、テバの新作「REEMBER VISTAVERSE(リエンバー ヴィスタバース)」は弾むような履き心地が特徴のスリッポンタイプのスニーカー。撥水性にも優れているため、急な天候変化にも難なく対応します。
履き口には、水の侵入を防ぐ伸縮性と撥水性に優れた素材を採用。スリッポンながら高いフィット感とストレスのない履き心地を実現しています。
また、反発性の高いポリウレタンのフットべッドにより、弾むような歩き心地も魅力のひとつ。最近では整地されたキャンプ場も多く、ゆったりした環境に最適。スタイリッシュな見た目と機能性は、タウンユースはもちろん旅先でも快適に過ごせます。
>>Teva
■3.見た目と違わぬ暖かさ。つま先まで保温性の高い1足
Columbia
「スピンリールモック ウォータープルーフ」(1万450円)
ファッション性と独自開発の高機能を両立しながらも手の届きやすい価格帯が人気のColumbia(コロンビア)。そんな同ブランドを代表する冬の定番「スピンリール ブーツ」にモックタイプが登場! 秋冬キャンプで冷えやすい足先部分には、コロンビア独自の保温機能“Omni-Heat(オムニヒート)”を搭載しています。
また、フィット感を高めるサイドのラバーストラップは、アイコニックなブランドロゴを配してデザインのアクセントに。おしゃれを楽しめてつま先まで暖かい、秋冬キャンプを楽しく過ごせるモックシューズに注目です。
軽量性、サポート性、クッション性を兼ね備えたテックライトのミッドソールによる、スニーカーのような快適な歩き心地もポイント。
また、撥水加工と防水フィルムを採用したアッパーは、キャンプの朝露や突然の天候変化にも対応。日常でも使いたくなるハイスペックさは、アウトドアからライフスタイルまで幅広い層から支持されているコロンビアらしいアイテムです。
>>Columbia
■4.高機能中綿素材を使ったコンバースのアウトドアシューズ
CONVERSE CAMPING SUPPLY
「SPO CP TL」(1万5400円)
2020年にコンバースが発表したアウトドアライン“コンバース キャンピング サプライ”。コンバースらしいシンプルでおしゃれなデザインに、過酷なアウトドア環境で通用するスペックを搭載した人気カテゴリー。
「SPO CP TL」は、着脱しやすいスリッポンデザインに“3M シンサレート”の高機能中綿素材を内臓することで断熱性をUP。また、独自の防水構造を採用することでキャンプでも安心の防水性を実現しています。キャンプだけでなく普段履きとしてもヘビロテ間違いなしのモックシューズです。
かかとのホールド感を向上するヒールカウンターを採用することで、スリッポンながら歩きやすさを追求。ゴツゴツした石などが多いアウトドアフィールドでも安心して過ごせるように、スエードやラバーでつま先やかかとをしっかり補強。
また、つま先の部分にリフレクターをあしらい、視認性も高めています。服装を選ばないシンプルなデザインと快適性は、キャンプでに街でも大いに活躍してくれるでしょう。
■5.日本初のリカバリーサンダルブランドが手掛けた冬用シューズ
rig FOOTWEAR
「doob」(1万8480円)
rig footwear(リグフットウェア)は、2019年に誕生した日本人の足の特徴に基づいたフットべッドを採用した日本初のリカバリーサンダルブランド。「doob」は撥水加工されたアッパーや中綿を使用した高い保温性が特徴。
一日中ブーツで足を酷使しているウインタースポーツのアフターシューズ用に開発されいるため、キャンプ日頃の疲れやストレスを心身ともに癒したい人におすすめの冬用リカバリーシューズです。ちなみに、踵が柔らかくなっているためサンダルのような履き方ができるのもポイントです。
* * *
モックシューズとは、シューレースや金具を省いた脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプのシューズ。諸説ありますが、元々はインディアンが履いていた一枚革のモカシンが由来ともいわれています。
最近では多くのブランドから発売される人気ぶりで、保温性に優れたモノや歩き心地に優れたモノ、撥水性の高いモノのなどバリエーションも豊富。自分にぴったりなモックシューズがきっと見つかるはずです。
<取材・文/宇田川雄一>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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