最新トレーニングギアでこの冬は細マッチョを目指す【冬の最優秀ベストバリューモノ】

【冬の最優秀ベストバリューモノ】

寒さが増すと外に出るのが億劫になり、活動量が落ちてしまう。それが俗にいう“冬太り”の一因だ。しかし、実は冬場のほうがカラダの代謝は上がっている。そう、冬こそカラダづくりのチャンスなのだ。

*  *  *

もうすぐ年末年始という、普段より少し贅沢な食事や飲み会が増える季節。寒さのせいで運動不足になりがちで、体重が増えやすい危険な時期だともいえる。また、ここ数年の在宅ワークの増加で、すっかりカラダが緩んでしまったという人も多い。

そんな人はまず、ウォーキングやジョギングなど、屋外で行う運動がおすすめだ。寒さを感じながらカラダを動かすと、カラダが体温を上げるためにカロリー消費を増やすので効率的。

その際のウエアは、防寒と通気性を両立させたものを選びたい。最初は寒くても、時間が経つにつれて体温が上がり、汗をかく。その状態で長時間過ごすと冷えてしまうので、汗を衣服外に蒸発させる機能性素材で作られたものが適している。

シューズはクッション性があり、グリップがしっかりしたものを選ぼう。

「でも、寒いから外で運動は…」というなら、快適環境でカラダを動かせるジムで、主に腰から下の大きな筋肉を動かすトレーニングをすると、代謝が上がりやすく筋肉量も増えやすい。そんなトレーニングに、吸汗発散性が高いウエアやグリップ力が高いシューズは使えるのだ。

ライター 松尾直俊
モノ全般に幅広い知識があるライター。フィットネス雑誌やWeb、健康モノに関しても多数記事を書き、さまざまなスポーツ経験を持っている。そのため、トレーニングやスポーツギアに関しても詳しい

 

【WEAR】

■寒いときでもソフトで収縮性に優れた素材が保温性を発揮

割とタイトな裏起毛のパーカーですが、柔らかい素材でフィット感が良く動きやすい。暖かく、汗によるベトつきも少ないですよ

アディダス
「COLD.RDY トレーニング フルジップパーカー」(1万1000円)
「COLD.RDY トレーニングパンツ」(9900円)

衣服内にたまった温かい空気を保温層が包み込み、汗を効果的に外に放出して除湿する速乾性素材を採用。衣服内はドライで快適に保たれ、汗でベトつく不快感や外気による冷えを防ぐ。

 

■軽量で雨を弾きながら快適温度をキープする

見事なほど雨を弾いてくれます。裏地がないのに、寒い日でも衣服内をちょうど良い温度に保ってくれます

アンダーアーマー
「UA アンストッパブル ジャケット」(1万3200円)

軽量で伸縮性に優れ、雨や雪を弾く撥水加工が施されたストレッチウーブン素材を採用。軽くて4方向に伸びる生地で作られており、屋外のみならず室内トレーニング時に着用してもカラダの動きを妨げない。

 

■トレーニングの行き帰りもカラダをケア

天然鉱石を原料にした高純度セラミックを糸に練り込んだ繊維で、乾きやすく伸縮性の良い生地なので、快適な着心地です

SIXPAD
「Recovery Wear クルーネック」(1万2100円)
「Recovery Wear パーカー」(1万3200円)
「Recovery Wear ジョガーパンツ」(1万2100円)

カラダをケアすることもトレーニングの一部。疲労回復をサポートする独自の特殊繊維を使用した、衣類型の一般医療機器。運動前後はもちろん、日常使いでも遠赤外線を輻射して血行を促進し、筋肉疲れを軽減する。

▲高いファッション性を備え、ジムの行き帰り以外に普段着としても使える

 

【SHOES】

■独自素材で接地時のエネルギーをロスせず反発力に変換

筆者が長年愛用しているうちの一足、WAVE RIDERシリーズの最新作なので、かなり期待できます

ミズノ
「WAVE RIDER 26」(1万4850円)

独自開発の高反発性素材『MIZUNO ENERZY』をソールに搭載。初心者から中級者に、エネルギーロスなく気持ち良く前に進む走り心地を届ける。もちろんジョギングやランニングだけでなく、ほかのトレーニングにも応用できる。

▲同社従来のU4ic(ユーフォリック)よりも反発性が約15%、柔らかさが約17%向上。独自の『MIZUNO WAVE』を搭載し、左右のブレを抑えて推進力をサポートする

 

■先進テクノロジーで高いグリップ力と滑らかな動きを実現

同社のウルトラブーストのミッドソールを初めて履いた時も驚きましたが、それ以上。異次元で驚きの推進力です

アディダス
「4DFWD 2 ランニング」(2万9700円)

ユニークで革新的な3Dプリントミッドソールが着地時の衝撃を推進力に変換し、足を前に押し出す。また世界的なタイヤメーカー、コンチネンタル社と共同開発したアウトソールは、高いグリップ力を発揮する。

▲快適なランニングに加え、高負荷のトレーニングまで対応できる高い性能を保持

 

■撥水加工の素材が雪や雨を弾いて暖かさと通気性を両立

足を入れると全体をしっかり包み込んでくれるようで、シューズの重量を感じさせない感触が不思議です

アンダーアーマー
「UA ホバー ファントム3 ストーム」(1万7600円)

保温性と速乾性に優れたニット構造のファブリックを採用。アッパー素材のインテリニットは柔らかくてフィット性に富んでいる。暖かさと通気性を両立し、まさに冬のランニングやトレーニングに最適な一足といえるだろう。

▲アウトソールは推進力をしっかり地面に伝え、確実なグリップ力とスムーズな足運びができるパターン

 

■カラダづくりには日々の記録も大切 「フィットネストラッカー」を活用しよう!

運動やトレーニングを始めたら、どれだけやったのかの記録を取ることが大切。

体力の向上や体重の増減を可視化すると、運動すること自体に意味や目標を見出せて、どんどん楽しくなっていくはず。また自分では十分な運動をしていると思っていても変化が見られない場合に、食を含めた生活全般や運動、トレーニング法の見直しなど、次の計画を立てる際に記録が役立つのだ。

フィットネストラッカーは、腕に着けてタップしたりボタンを押したりするだけで簡単にデータが取得できるので、今やトレーニングの必須品。日常生活の活動量記録にも役立つ。

 

【Smart Watch】

■最新テクノロジー満載 多機能をリーズナブルに使える

「Apple Watchは欲しいけど、どれがいいの?」という人に絶対おすすめしたい、絶対的な価値あるモデルです

アップル
「Apple Watch SE」(3万7800円〜)

初代モデル発売以来、目覚ましい進化を遂げているApple Watch。SEも第2世代となり、特にフィットネス領域でこれまで以上に多彩な能力を持った。健康のためのトレーニング記録を付ける用とするなら、価格以上の価値があるモデルだ。

 

■気圧式高度計にGPS搭載 多彩な計測機能を備える

最初にサイクルコンピュータと連動したモデルを買い精度の高さに驚きましたが、最新モデルの進化はさらに驚愕!

ポラール
「Polar Pacer Pro」(4万3780円)

新プロセッサ採用によるデータ処理速度アップと、さらに高まったGPSと心肺機能測定精度で、ランナーにさまざまな情報を提供する。もちろん日々の活動量記録や多くの競技、トレーニングにも対応し、高度な健康管理にも役立つ。

▲トレーニング時だけでなく日常の活動も把握すれば、エクササイズのプランを立てやすくなる

 

■活動量に加えてストレスも把握し、カラダ作りに役立てる

簡単操作で使えるのは今まで通りですが、このモデルはストレスマネージメントの部分がすごく良くなっています

Fitbit
「Sense 2」(3万2800円)

設立以来、優れたウエアラブル・フィットネストラッカーを提供しているFitbit。9月に発売された「Sense 2」も手が出しやすい価格ながら、前モデル以上に充実した健康管理計測機能を搭載。性能と価格のバランスが取れた高コスパモデルだ。

▲日々の生活やトレーニングに加え、多くのスポーツに対応して活動量計測ができる

▲終日、身体反応を計測してストレスパターンを把握し、対処するための方法をアドバイスする

 

■エアやシューズに着替え。ギアの整理と持ち運びに最適な「ジムバッグ」を選ぼう

ジム通いやトレーニング始めると、目に行きがちなのがウエアやシューズにガジェット。それもいいけど、やはり専用のキャリーバッグも用意しておきたい。

トレーニング後のウエアやシューズは、汗や埃で汚れている。ゆえに仕事の行き帰りで通うのならば、着替えや水分、栄養補給食品を入れる容器も必要。

衛生面から考えると、トレーニングギア類と着替えや食品などは別々に収納できるバッグを選びたい。

特にシューズは一番かさばるし屋外だと汚れるので、別スペースに入れられるものがおすすめ。また、トレーニング専用バッグを持つと、それだけでも気分が上がるはず。

 

【Bag】

■まさに多機能。ジムバッグの新常識を目指した逸品

設立者で代表者は自らもトレーニングを行う人で、 使う人目線になって開発しているので、細部に渡って行き届いています

AZLIV
「CREWZ1」(1万1000円)

2021年設立の若いブランドながら、ジムやウエイトトレーニングを中心に優れた用具を企画製造しているアズリブ。必要なギアを仕分けして収納し、すぐに取り出せる工夫が随所に施されている。まさにジム通いのために生まれたバッグ。

▲シューズポケットは開口部が広く、すぐに出し入れできるうえ、衣類と分けられて衛生的

▲内部に防水ポケットと仕分けポケットを装備。ジム帰りの汗で濡れたウエアを分けて収納できる

 

■元WWEのロック様が自ら監修。極限に挑むバックパック

ザ・ロックとアンダーアーマーがコラボ展開するプロジェクト・ロックの製品。両者のイメージが生きたバッグです

アンダーアーマー
「UA プロジェクトロック プロボックス バックパック」(1万9250円)

元WWEの人気レスラーで、映画「ワイルド・スピード」で有名なドウェイ・ジョンソン自身が監修して生まれた。至る所に彼のトレーニング哲学と工夫が込められていて、耐久性と使いやすさを高レベルで融合させているバックパック。

▲フロントは小物とノートPCの収納ポケット付きで、仕事の行き帰りのジム通いにも便利だ

▲表面のウェビングモールには小物を掛けられる

 

■軽量かつ大容量。収納と取り出しがスムーズに行える

底には耐久性を高めるコーティングが施されているので、重たくなっても安心。2本のストラップも持ちやすい構造です

アディダス
「4ATHLTS ID ダッフルバッグ S」(6270円)

38.25Lと大容量のうえに、外側にはポケットとスリップインスリーブを備えているので、ジムの行き帰りで頻繁に使う小物をすぐに取り出せる。一部にリサイクル素材を使用するなど、環境問題も考えたつくりになっている。

▲メインコンパートメントは大容量なうえに開口部が広く出し入れしやすい。シューズ専用コンパートメントもあるので、ほかのギアを清潔に持ち運べる

>> 特集【冬の最優秀ベストバリューモノ】

※2022年11月5日発売「GoodsPress」12月号56-59ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/松尾直俊>

 

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