Appleの忘れ物防止タグAirTagがストーカー行為に使用されたとして、米サンフランシスコで集団訴訟に発展している、とBloombergが報じています。
AirTagが殺人につながったケースも
Appleを提訴した女性の1人は、元カレに自動車のホイールウエルにAirTagを埋め込まれ、居場所を追跡された、とサンフランシスコ連邦裁判所に提出された集団訴訟の訴状案に記しています。
別の女性は、別居中の夫に子どものリュックにAirTagを仕込まれ、動きを見張られたと述べています。
その他にも、AirTagによる追跡で殺人にまで発展したケースも報告されています。オハイオ州アクロンで元カレがAirTagを使って女性を追跡し、銃殺した事件や、インディアナ州インディアナポリスで元カレの車にAirTagを隠し、バーまで追跡した女性が轢殺した事件などもあったそうです。
Appleはストーカー防止機能があると主張
Appleはファームウェアアップデートで、AirTagが望まない追跡を感知したした際に鳴らす音をより大きくしたりと、追加の安全対策を講じていますが、ストーカー行為への対策は不十分であり、個人が追跡されている場合に速やかに警告することはほとんどない、と訴状案には記されています。
集団訴訟を起こした女性たちは、安全ではないデバイスを発売したとして、金銭的賠償をAppleに要求しているとのことです。
Source:Bloomberg
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-508695/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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