Apple従業員、Givingプログラムを通じ11年で8億8,000万ドル以上を寄付

Employee Giving program
 
Appleは現地時間12月8日、同社の従業員がEmployee Givingプログラムを通じ、過去11年間で世界中の約44,000の団体に8億8,000万ドル(約1,200億円)以上を寄付したと発表しました。

11年で8億8,000万ドル以上を寄付

Employee Givingプログラムとは、従業員がボランティア活動をした時間または寄付した金額と同等の資金をAppleが同じ団体に寄付するという取り組みです。プログラム開始から11年間で、76,000人以上の従業員が、210万時間以上のボランティア活動に従事したことになります。
 
この取り組みとは別に同社は、「企業助成金を通じて非営利団体に数百万ドルを寄付しています」と述べています。例えば今年初めには、ウクライナの人道的活動を支援する団体への従業員の寄付金に、Appleが、2:1の割合で寄付額を上乗せするマッチング方式の寄付プログラムを開始しています。
 
またAppleは、寄付額を明らかにしていないものの、危機に瀕した人々に食事を提供する「World Central Kitchen(WCK)」などの団体に直接寄付したことも発表しました。そのほか同社は、人種間の平等を実現するためのプログラム「人種的公平と正義のためのイニシアティブ」をオーストラリアにも拡大しています。

Today at Apple Creative Studiosの取り組みを展開

さらに同社は、Today at Appleにおいて、地域団体、指導者、Apple Storeのチームと連携して、キャリア形成に役立つクリエイティブな体験を提供するCreative Studiosプログラムを世界各地で展開しています。
 
東京では、家庭や身近な大人のサポートが受けられない若者を支援するNPO法人「サンカクシャ」のメンバーが、写真や動画撮影のプロと繋がり、5週間のコースを受講、最後にメンバー各自が創作した作品を発表しました。同法人の創設者である新井祐介氏は、「創造性の力によって、こんなにも変わるなどとは思ってもいませんでした。これほどの短期間、そして自分たちの力だけで出来ることではありません」と語っています。
 
「指導者たちの献身的な努力と彼らが教えた技術によって、若者たちは自己表現および、自己主張できるようになりました。プログラム終了後、何人かは正社員の仕事を見つけ、学校に戻った人もいます」と彼は続けています。
 
 
Source:Apple via AppleInsider
Photo:Apple
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