GINZAFARM株式会社は施設園芸を対象とした農薬散布ロボット「Dr.FARBOT」(ドクターファーボット)の量産モデルの販売を2023年より開始します。
「Dr.FARBOT」使用で時間短縮、農薬使用量軽減
GINZAFARM株式会社による実証実験では「Dr.FARBOT」を使用することで手作業よりも30%以上作業時間が短縮しただけでなく、農薬使用量の20%低減が見られました。
さらに、農薬散布のON/OFFはリモートコントローラーで離れた場所から操作を行うことが可能なため、農薬被曝の心配も大幅に削減されます。オプションでセンシング機能の追加も可能です。
飛散性に優れた設計、連続散布も可能
「Dr.FARBOT」に搭載されているのは飛散性、付着性に優れている静電ノズル。薬剤を汲みに行く手間がなく連続で農薬を散布できる動力噴霧器併用のホース牽引タイプになっているので、快適に作業ができます。
農薬を散布する高さやノズルを変更することも可能なので、「Dr.FARBOT」1台で複数の作物にそれぞれの成長に合わせて使用できます。
今後は病害虫診断・圃場データ管理なども可能に
現状は農薬散布に特化した「Dr.FARBOT」ですが、今後はAIによる病害虫診断機能、通信ネットワークを活用したリモートセンシング機構、データ取得から解析を行い最適な防除を診断するシステム、薬剤を使用しない防除技術などが提供される予定です。
(文・夏木ますみ)
- Original:https://techable.jp/archives/189007
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:鷲見萌夏
Amazonベストセラー
Now loading...