昭和世代には懐かしさも感じる、ヘッド部分がプクっとした円盤型になっている“イントラコンカ型”のイヤホン。近年、ドライバーや技術が進化したことによって音質がググっと向上し、さまざまなメーカーからハイエンドモデルが登場しています。イヤホンを長時間使う人が増えた今、従来のやさしい着け心地も相まって赤丸急上昇中。
世界的なポータブルオーディオブランドのFiiO(フィーオ)から、イントラコンカ型有線イヤホンの新作となる「FF5」(予想実勢価格:2万3100円前後)が登場。新設計のダイヤフラムや新開発の音響構造など、最新のテクノロジーがギッシリ注ぎ込まれた、まさに最上位モデルにふさわしい仕上がりです。
まず、第一の最新テクノロジーが、14.2mmの大型ドライバーに使われている“カーボンベースダイヤフラム”。ダイヤフラムとは、音を響かせるための振動板のことで、このイヤホンのために新開発されたダイヤフラムはカーボン繊維にポリウレタン製のガスケットを組み合わせることで、軽さと高剛性を両立。繊細な音もはっきり認識できる、解像度の高いサウンドを奏でます。
次に第二のテクノロジーが、ハウジング部分にある花びらのような形状の“放散解放型設計(Diffuse open design)”と名付けられた新設計の通気口。イヤホン内部の共振や定在波を抑えて、空気圧を適切に逃がすことで、広い帯域でにじみのないレスポンスの良い音を生み出します。
そして第三のテクノロジーが、“音響抵抗管”と名付けられた新たな音響構造。ハウジング後方からステムを通じるダクトが空気圧を調整することで、低周波の共振を低減し、低域の表現力が向上。インナーイヤー型の弱点である低音に深みが生まれ、より存在感を増します。
チューニングにも特徴があり、ボーカルが濁ったように感じる127Hz付近の共振を抑えて、2~4kHzの周波数帯域を適度に強調することで、女性ボーカルが際立つ味付けに。ギターやバイオリンなどの音色も豊かに感じられる仕上がりとなっています。
ケーブルには“銀メッキ単結晶銅ケーブル”が付属。392本をより合わせて作られたケーブルは、導電性や伝送安定性に優れていて音をより鮮明に伝達。また、本モデルはリケーブル対応で、MMCX規格のケーブルに交換することが可能。付属の交換式プラグで、プラグの先を付け替えることもでき、3.5mmのアンバランス接続と4.4mmのバランス接続の両方を手軽に楽しめます。
イヤホンの重さは片方3.4gと軽量なので、長時間のリスニングでも快適。ヘッド部分には、付属のスポンジカバー(低域重視/バランス重視/高域重視)やシリコンリング(Mサイズ/Lサイズ)を付けることもでき、それにより音質やフィット感の調整が可能です。
快適な装着感と豊かなサウンドを実現した、FiiOの“イントラコンカ型”イヤホンは1月20日より発売予定。カナル型以外で高音質のイヤホンを探していた人は要チェックです!
>> FiiO「FF5」
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/504244/
- Source:&GP
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