全てのMacにタッチスクリーン搭載計画〜MacBook Pro(2025)が第1弾?

Mac touch screen 0116_2
 
Bloombergのマーク・ガーマン記者が、Appleは2025年にMacBook Proタッチスクリーンを搭載、その後、全てのMacにタッチスクリーンを搭載することを計画していると、ニュースレター「Power On」で伝えました。

タッチスクリーン搭載Macに否定的なAppleだが

同記者によれば、タッチスクリーンが最初に搭載されるのはMacBook Proの2025年モデルで、その後、他のMacにも展開することが検討されているようです。
 
ガーマン記者はこの動きについて、タッチスクリーンを搭載するMicrosoft を嘲笑したり、macOSをタッチ操作に対応させることはないAppleが否定的な立場をとっていた時代とは異なる現実に直面しているのが、Macにタッチスクリーンを導入する理由と説明しています。

方針転換の理由をガーマン記者が説明

そう考える理由の詳細についてガーマン記者は、Apple製品で得られる体験をどの製品でも変わらないものとするには各OSとその機能、サービスを統一する必要があること、Appleシリコンの採用とあわせてラップトップ市場でのシェア率増加も目指していることを挙げています。
 
こうした目的を達成するにはMacにタッチスクリーンを導入するのが最も合理的で、それはタッチスクリーン搭載Windows PCなどを使用しているユーザーの獲得に繋がると同時に、iPhoneやiPadを使用中の既存ユーザーの体験向上にもなり得ると、同記者はその意義を伝えています。

ガーマン記者の予想は割り引いて考える必要あり?

Apple製品への新機構搭載の一例として、iPad ProへのミニLEDバックライト搭載(以下、ミニLEDディスプレイ)導入があります。
 
ミニLEDディスプレイも順次、他のApple製品に導入されていくと予想されていましたが、M1 Pro/搭載MacBook Proが採用しただけで、11インチiPad Proには未だに搭載されず、ミニLEDディスプレイ搭載iMac Pro後継モデルとの噂も)や27インチミニLEDディスプレイ(Studio Display Pro?)も噂だけで実製品は登場していません
 
Appleは、早ければ来年にも新型MacBookに有機EL(OLED)ディスプレイを搭載すると、アナリストのミンチー・クオ氏が予想しているだけに、ディスプレイに加えタッチスクリーンを同時並行してMacに導入するのか疑問が残ります。
 
特に、ガーマン記者が何度も予想したM2搭載iPad ProへのMagSafe充電機構搭載は実現しなかったことなどから、AppleはiPadシリーズへのApple Mシリーズチップ搭載ですら慎重に進めている様子が伺えます。
 
こうした点を考えると、全てのMacへのタッチスクリーン導入もいずれは実現するかもしれませんが、当分先までの予想を的中させるのは困難と考えられますので、まずは2024年にOLEDディスプレイ搭載MacBookが発表されるか、そのわずか1年後にタッチスクリーン搭載MacBook Proが発表されるのか注目です。
 
 
Source:Power On
Photo:Apple(米国)
(FT729)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA