新型MacBook Proに搭載され、早ければ今晩にも発表される見通しの新しいAppleシリコン「M2 Max」について、「M1 Max」からどのように進化するのかの予想を、Wccftechが伝えています。
新型MacBook Proの販売スケジュールに関する予想
M2 ProおよびM2 Maxを搭載する新型MacBook Proは、早ければ今晩発表され、来週月曜日に発売される可能性があります。
新型MacBook Proの変更点は、搭載するAppleシリコンの刷新とWi-Fi 6Eへの対応で、デザインは変わらない見通しです。
M2 Maxの仕様と構成を予想、M1 Maxと比較
既にGeekbench 5ベンチマークスコアが確認されているM2 Maxについて、M1 Maxとの違いをWccftechが予想しています。
M2 MaxのGeekbench 5ベンチマークスコアは、シングルコアが2,027、マルチコアが14,888でした。
これは、シングルコアスコアではAMD Ryzen 5 7600とIntel Core i9-12900KS、マルチコアスコアではIntel Xeon W-3245とAMD Ryzen Threadripper PRO 3955WXの中間に位置します。
製造プロセス
M1 MaxがTSMCの5nmプロセスで製造されているのに対し、M2 MaxはTSMCの3nmプロセス、それが無理だとしても4nmプロセスで製造されるとWccftechは考えています。
製造プロセス微細化による性能向上という点から3nmプロセスの可能性が高いとWccftechは予想していますが、その場合、製造コストの高さと出荷数不足が販売価格の値上げや納期の遅延に繋がることが懸念されます。
CPUとGPUコア数
M1 Maxは、10コアCPU(高性能コアが8つ、高効率コアが2つ)と32コアGPUの構成を選択することができます。
これに対しM2 Maxでは、12コアCPUと38コアGPU構成にカスタマイズ可能になるとみられています。
M1系では、GPUコア数をM1 Proの16、M1 Maxの24、32から選択可能です。M2系では、M2 ProのGPUコア数が19、M2 Maxで最大38になるとWccftechは予想しています。
ユニファイドメモリ
M1 MaxのユニファイドメモリはLPDDR5ですが、M2 MaxではLPDDR5Xを採用し、1.3倍の性能向上と20%の消費電力削減が実現される可能性が高そうです。
それにより、メモリ帯域がM1 Maxの400GB/sからM2 Maxでは523GB/sに向上すると期待されます。
Wccftechの試算では、やはりLPDDR5Xを採用するM2 Proのメモリ帯域は266GB/sと、M1 Proの200GB/sから向上すると考えられます。
CPU Monkeyのベンチマークスコア予測
CPU比較サイトであるCPU Monkeyは、M2 MaxのCinebench R23およびiGPU-FP32パフォーマンスベンチマークスコアを試算、報告しています。
Cinebench R23(シングルコア)
Cinebench R23(マルチコア)
iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)
Source:Wccftech,CPU Monkey,Processor Benchmarks
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-517916/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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