Foxconnではここ数カ月、iPhone14シリーズ製造現場の混乱に見舞われましたが、今回、製造ライン担当責任者だったワン・チャン-ヤン氏が辞任し、新たにマイケル・チェン氏が就任したとBloombergが報じました。
iPhone14シリーズ製造現場の混乱とは無関係?
今回の人事は、FoxconnがLuxshare Precisionなど中国のサプライヤーとの競争が激化する中でも競争力を維持するため、若手を重要なポジションに起用する動きの一環と、Bloombergは説明しています。
これまで責任者をつとめてきたワン・チャン-ヤン氏は、Foxconnの取締役としての業務に専念します。
なお、ワン・チャン-ヤン氏が辞任したのはiPhone14シリーズ製造現場の混乱とは関係ないと、Foxconnの関係者は述べています。
しかし、IT之家はワン・チャン-ヤン氏の人事について、「解任された」と記しています。
Foxconn鄭州工場の製造現場混乱により、出荷台数の大幅減となったiPhone14 Proシリーズは、年明けから急速に在庫状況が改善されています。
Foxconnは、危機は脱したと判断し、このタイミングでの人事異動を行ったのかもしれません。
iPhoneの製造にはAndroidスマホの12倍の人員が必要
この度、責任者に就任したマイケル・チェン氏は、iPhone製造ラインの実状について、「中国でAndroidスマホを製造するには1ラインに100人配置するだけで済みます。しかし、iPhoneの場合は1,200人配置しなければなりません」と、Appleからの厳しい要求を明らかにしました。
マイケル・チェン氏はこれまで、Foxconnインド工場の製造規模拡大に向け、同国を複数回訪問しています。
同氏はインドの印象について、カースト制度が存在することに衝撃を受けたとし、それを踏まえた人員採用計画、製造ライン構築を行う必要性があると述べています。
Source:Bloomberg via IT之家
Photo:Apple(米国)
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-518064/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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