2022年に多くのApple幹部が手持ちの株を現金に変えたなかで、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は一切売却しなかったようです。
幹部の売りが目立つ
最近もAppleの置かれた環境を鑑み、2023年度における自身の給料を40%以上減額し、4,900万ドル(約64億円)としたことが話題になったティム・クックCEOですが、持ち株を売却していないことにも注目が集まっています。
一方で、ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は4,400万ドル(約57億円)、ディアドレ・オブライエン小売・人材担当上級副社長は3,530万ドル(約46億円)相当の株をそれぞれ売却しました。
またジェフ・ウィリアムズ最高執行責任者は、2021年に3,990万ドル(約44億円)、2022年に1,880万ドル(約24億円)相当を売りに出しました。
過去には3億ドル超を現金化
幹部が次々と株式を売却している中で、ティム・クックCEOが持ち株に手を付けなかったことに良いイメージを持ちたくなる気持ちは分からなくもありません。事実、同氏がAppleの将来を強く信じていることは間違いないでしょう。
とはいえ、クックCEOは2021年8月に、2011年のCEO就任に伴う権利として受けとった504万株を売却し、約3億5,500万ドル(約463億円)を得ています。
またニュースサイトBarron’sは、クックCEOが能動的に株式を売却しなかったかどうかは不明であると述べています。マエストリCFOらもそうですが、株価が上がるなどあらかじめ決められた条件が発生すると、自動的に持ち株が売却されるよう設定している可能性もあるからです。
Source:AppleInsider,Barron’s
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-519881/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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