AppleがインドにおけるiPhoneの生産割合を全体の25%まで引き上げることを検討していると、同国の商務大臣が明らかにしました。現在は10%以下に留まっています。
商務大臣が計画を明らかに
インドのピュシュ・ゴヤル(Piyush Goyal)商務大臣は23日、世界第5位の経済大国となった同国のビジネスをアピールするうえで、Appleの参入を成功例として挙げました。
そのうえで「彼ら(Apple)はすでにインドで5%〜7%の製造を行っている」とし、「私の間違いでなければ、彼らは25%まで引き上げることを目標にしている」と明らかにしました。
CNBCによれば、現時点でAppleの広報担当者はコメントを控えていますが、インドの重要性が昨今とくに増していることを思えば、全くの夢物語というわけではないでしょう。
投資銀行JP Morganのアナリストも、昨年9月に発表した投資家向けのレポートで、Appleが2025年までに世界中のiPhoneの25%をインドで生産する可能性があると述べていました。
存在感が高まっているインド
iPhoneの量産を長らく牽引しているのは中国ですが、同国での人件費の増加に伴うコスト高や地政学的なリスクのほか、インド政府が積極的に誘致を行ったことも相まって、近年は中国以外に開発拠点や工場を設ける動きが目立っています。
事実、これまでインドでのiPhone量産は旧モデルに限られていましたが、2022年からは最新モデルであるiPhone14シリーズが同国で組み立てられています。
また2022年は、前年(2021年)と比較して、インドからのiPhone輸出規模(金額ベース)がほぼ2倍に増加したことも判明しています。
Source:CNBC
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-519894/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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