Google、作曲AI「MusicLM」発表。テキストから高度な音楽を生成

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(AI)を使って、文章から画像や3Dモデルを生成する技術が注目を集めていますが、がテキストなどの情報からを生成できるAIモデル「MusicLM」を発表しました。GoogleのWebサイトで多数のサンプルが公開されています。

28万時間の音楽を学習

テキストから音楽を生成する技術そのものは以前から存在していますが、Googleの「MusicLM」は、28万時間の音楽を学習させて開発されており、音を複雑に組み合わせた高度な楽曲を生成できるのが特徴です。
 
ただし、Googleはさまざまリスクを考慮し、MusicLMを一般向けに公開する計画はないそうです。

曲の雰囲気を指示すると作曲、鼻歌もアレンジ

MusicLMの生成する楽曲のうち特に印象的なものを、人工知能情報のWebサイトbleedingedge.aiがTwitterに紹介しています。
 
例えば、「早めのペース、アップビートでキャッチーなエレキギターのリフが特徴的なアーケードゲームのサウンドトラック」という指示に対して、MusicLMは以下の楽曲を生成しています。
 

 
文章だけでなく、鼻歌をベースにコーラス、EDM、ギターソロ、ドラム&フルートのように曲調を変えることもできます。
 


 
「ビデオゲームで再生されるエレクトロニックな楽曲を15秒、川沿いで瞑想する時の楽曲を15秒、炎を15秒、花火を15秒」のように元のイメージの切り替えを指示すると、途中で曲調の変わる楽曲が生成されます。
 


 
ナポレオンの肖像画や、ダリ、ムンク、マティス、ピカソ、ゴッホ、クリムトの絵画の説明文からMusicLMが生成した音楽のサンプルも公開されています。
 


 
GoogleのWebサイトには、MusicLMを用いて生成した楽曲の音源が数多く公開されており、誰でも試聴できますので、関心のある方はぜひ聴いてみてください。
 
Appleも人工知能、機械学習の研究成果を発表していますが、Googleとは目指す方向性が異なるようです。
 
 
Source:Google, TechCrunch
(hato)


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