「食」と「住」の“ニューノーマル家電”5選【GoodsPress AWARD 2022】

【GoodsPress AWARD 2022】

機能、デザインはもちろん、革新性、コストパフォーマンスなど、さまざまなアプローチで我々を刺激したアイテムを表彰する年末恒例「GoodsPress AWARD」。各ジャンルの識者が厳選した“2022年の顔”をぜひチェック。

世界的なパンデミック、新型コロナウイルスの感染拡大は、暮らしに大きな変化をもたらした。その変化は新しい日常“ニューノーマル”と呼ばれ、これまでとは違った生活スタイルを強いるに至った。しかし、悪いことばかりではない。そんな日々に寄り添う、新たな家電市場が誕生してきたのだ。

※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号58-59ページの記事をもとに構成しています

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かなり規制が緩和されてきたとはいえ、未だ新型コロナウイルスの流行は続いている。まだ在宅勤務などが続き、いわゆる“おうち時間”を長く過ごす人も多いはず。

白物家電ライターの田中真紀子さんは、「この2年間の生活スタイルの変化で、今まで以上に家の中でいかに快適に、そして充実した時間を過ごせるかに目を向ける人が増えました。それを実現してくれるのが、“ニューノーマル家電”と呼ばれる製品です」と話す。

例えば、飲食店の休業で家飲みの習慣がついた人は、自宅で居酒屋気分を出せるモノが欲しくなる。また、外出回数を減らすために食材のまとめ買いや宅配が増えると、“冷凍庫パンパン問題”も起こる。

そして、家庭内感染の予防として室内の換気や加湿が奨励されると、部屋の空気環境を整えるモノに目が向く。

「一言でニューノーマル家電といっても、人によって目的が違いますよね。すると、欲しいモノが違ってくるのです」

家事ができる時間が増えると、今まで作っていなかった料理に挑戦したいという意欲も湧くし、そのときいかに手間を省き、時間を短縮しておいしい料理を作れるかと考えるようになる。

また、そんな料理ができるようになると、いかに家飲みが習慣づいた人とはいえ、たまには誰かの家に少人数で集まって、飲食しながら会話を楽しみたいこともあるだろう。

そこで、家の中で過ごす時間が充実し、快適に過ごすために役立つ製品を“食”と“住”に分けて、田中さんにセレクトしてもらった。

白物家電ライター 田中真紀子さん
家事をラクにする白物家電に魅了され、家電専門ライターになった。自宅には常に200を超える家電が並び、実際に使いながら主婦目線で幅広く執筆。ほかにも住宅、医療、生活など、暮らしにまつわる記事を数多く寄稿している。AllAbout白物・美容家電ガイド

 

【食】

1. 1台4役。おうちがセルフ居酒屋になる!

ライソン
「にせんべろメーカー」(実勢価格:6980円 ※GoodsPress編集部調べ)

家飲みがはかどり、楽しくなるアイテムとして注目された「せんべろメーカー」が、ヒーター部の長さが2倍の40cmになり、パワーアップ。前モデルでの「作れる肴が足りない」「2人でも楽しみたい」という声に応えて、満足のいく卓上調理家電に進化を遂げている。

▲これが製品名の「にせんべろ」の由来。工夫次第でほかのおうち居酒屋料理もできる

▲セット内容は本体、トレイ、焼き鳥網、おでん鍋、熱燗鍋、炙り網(大)、炙り網(小)、とっくり、おちょこ×2

▲おでんに焼き物、熱燗と、居酒屋メニューを少人数で楽しむのにぴったり

 

2. 炭酸注入!ソーダ水で飲み物を爽やかにする

ソーダストリーム
「TERRA」(1万5400円)

ガスシリンダーを従来のねじ込み式からワンタッチで交換できるクイックコネクト方式に変更。2秒で取り付けられ、炭酸水を作れる。カラーはホワイトにレッド、ブラックの3色。マットでスタイリッシュなデザインが、食卓を一気にバーの雰囲気に変える。

▲ボタンひとつで微炭酸から強炭酸まで、好みの強さに自由に変えられる

 

【住】

3. 冷蔵、冷凍、チルドと3つに切り替えが可能

アクア
「クールキャビネット AQF-GS15M」(実勢価格:6万6000円 ※GoodsPress編集部調べ)

庫内全体を冷凍/冷蔵/チルドの3モードに切り替えて食品を保管できるセカンド冷凍庫。サイズは幅503×高さ1310×奥行き598mm。定格内容量は153Lで、庫内には買い物カゴ3つ分の容量が入るので、“冷凍庫パンパン問題”を解決できる。

 

4. 花粉フィルターも装備。光触媒で脱臭&除菌

カルテック
「除菌脱臭機ターンドケイ KL-W01P」(8万3600円)

カルテック独自の光触媒技術のみで除菌と脱臭を行うデバイスに、花粉フィルターも搭載。薄型の壁掛けタイプで、場所を取らずに一年中室内の空気を快適に保てる。使用環境に適したニオイセンサー感度の設定が可能。

▲花粉フィルターの手入れは数ヵ月に1回つけ置き洗いするだけでOK

 

5. お手入れ簡単。清潔に、そして静かに潤す

ダイニチ
「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT522」(実勢価格:2万6000円前後)

5Lの水タンクを備えた、静音性が高いハイブリッド方式の加湿器。適用床面積は、プレハブ洋室で14畳、木造和室で8.5畳。50/60/70%の加湿モードが設定でき、設定後は自動で湿度をコントロールする。タンクキャップは抗菌アタッチメント付きで、フィルターなど各所に抗菌処理が施され、衛生的に使えて手入れも簡単。

▲気化フィルター収納部のトレーカバーは使い捨てなので衛生的に使える

>> 特集【GoodsPress AWARD 2022】

<取材・文/松尾直俊>

 

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