最高峰の時計づくりを目指すグランドセイコー。なかでも視認性や操作性、堅牢性など、腕時計に本来求められる本質的な機能を強化させたスポーティな機能派モデルが顔をそろえるのがスポーツコレクション。このコレクションに、クロノグラフGMT機能搭載の新レギュラーモデル「スプリングドライブ クロノグラフGMT」(163万9000円)が登場します。
ラグジュアリースポーツ全盛の昨今にあって、質実剛健な印象があった同コレクションですが、今回発表されたGMTモデルはその印象をいい意味で裏切る華麗なデザインが特徴。ラグジュアリーな表情に王者の風格をたたえた期待の新作を紹介します。
今春新たに登場するクロノグラフGMTモデルの特徴はずばり、ブランドシンボルである獅子から着想を得た華やかで力強いデザインにあります。例えばシャイニーホワイトがまばゆく輝くダイヤルに表現されているのは、グランドセイコーが1960年の創立以来ブランドシンボルとして用いてきた獅子のたてがみをモチーフとした模様。百獣の王ライオンの気高い美しさと圧倒的な存在感を、グランドセイコーらしい繊細な型打ちの技術で表現しています。
一方でダイヤルの繊細な表現とは対照的に、荒々しい意匠が特徴的なのがケースデザイン。まるで金属の塊から削り出したようなダイナミックな形状のかん足は、同じくブランドシンボルである獅子の爪をイメージしたもの。ザラツ研磨によって歪みなく仕上げられた完璧な平面と、ヘアライン仕上げが、エッジの効いた屈強なシルエットを強調しています。
またケースとブレスレットの素材にはグランドセイコーが独自に開発したチタン合金・ブライトチタンを採用。ボリューム感のあるデザインは重厚な印象ですが、一般的なステンレススチールと比べて30%も軽いブライトチタンのおかげで着け心地も軽快です。
ダイヤルを構成する要素の多いクロノグラフGMTモデルだけに、視認性に関する十分な配慮もポイントのひとつ。時刻を伝える時針は太く大きく、またアワーインデックスも大きめにわかりやすくデザイン。ミニッツトラックやサブダイヤルに差した赤褐色はデザイン上のアクセントであると同時に、判読性を高める役割も果たしています。
他にも中央をくぼませて同心円状の凹凸を施したプッシュボタンは操作の正確性への配慮。ほかにも暗所での視認性を考えた2色のルミブライトの使い分けや、スライド式アジャスターの採用により手首への装着感を高めたブレスレットなど、随所に施した実用的な工夫が光ります。
ムーブメントには72時間のパワーリザーブ、平均月差±15秒の高精度を誇るスプリングドライブムーブメント・キャリバー9R86を採用。その緻密な営みはシースルーバック越しに覗くことができます。また、サファイアガラスにそっと忍ばせた獅子のエンブレムもぜひお見逃しなく。発売は3月10日より。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/509878/
- Source:&GP
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