レバテック株式会社が運営する、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェントのレバテックルーキーは、プログラミング学習経験のある現役大学生・大学院生300名を対象に、プログラミング教育に関する実態調査を実施しました。
プログラミング経験のある約4割の大学生・大学院生は大学入学前から学習を開始しています。そのうち4人に1人が、YouTubeなどの動画サイトや書籍でプログラミングを学習。さらにプログラミング学習の中でおよそ3人に2人が挫折経験と答えたとのことです。
プログラミング経験のある約4割の大学生・大学院生、大学入学前から学習を開始
プログラミング経験がある現役大学生・大学院生のうち、学習を始めた時期として最も多かったのは「大学生以上(62.7%)」となり、ついで「高校生(25.7%)」「中学生(8.3%)」という結果になりました。
2020年度以降、文部科学省の学習指導要領の改訂によって小学校のプログラミング教育が必修化されるなど、近年、初等中等教育におけるプログラミング教育の重要性が増しています。
今後も、小中学生のうちからプログラミング学習を開始する人が年々増えていくかもしれませんね。
2.4人に1人が、YouTubeなどの動画サイトや書籍でプログラミングを学習
プログラミング言語を学び始めたきっかけで最も多かったのは、「授業でプログラミングに触れて興味を持った(41.3%)」でした。ついで、「就職活動の準備(22.0%)」「PCを触るのが楽しかった(17.7%)」と続きます。
全体の4割以上の学生が、学校の授業を機にプログラミング学習を始めていることが明らかとなりました。
プログラミング言語の学習方法は、「学校の講座を受ける(71.3%)」が最も多く、ついで「YouTubeなどの動画サイトを見る(25.3%)」「書籍を読む(24.3%)」という結果になりました。
授業でプログラミングを学ぶ学生が大半を占める一方、約半数の学生がYouTubeや書籍などを使って独学で勉強しているようです。
プログラミング学習にかかった費用で最も多かったのは、「1万円未満(66.3%)」となりました。
オンライン学習教材や技術ブログなどを活用することで容易にプログラミングを学ぶことができるため、高額な費用をかけずに勉強する学生が多いことが伺えます。
3人に2人が挫折経験あり
プログラミング学習中に挫折経験があると回答した学生は、全体の67%という結果になりました。およそ3人に2人がプログラミングの習得に苦戦したことがあるようです。
挫折した理由として最も多かったのは、「不明点を聞ける環境がなかった・エラーが解決できなかった(50.7%)」でした。ついで、「モチベーションを維持できなかった(37.8%)」「勉強方法が分からなかった(32.3%)」と続きます。
YouTubeなどのオンライン学習ツールや書籍などを活用し、独学で学習する学生も多いことから、気軽に質問や相談ができる環境になく不明点を解消できず挫折していく人が多いのかもしれません。
今後プログラミングを学ぶ学生は、プログラミングスクールやコミュニティへの参加など、気軽に相談や質問ができる環境を整えておくことが、習得における重要な鍵となりそうです。
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(文・我妻歩実)
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- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Wagatsuma
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