iPhoneを落とした時、一番損傷の可能性が高いのはディスプレイです。そうしたユーザーの懸念を軽減するためか、Appleが興味深い技術の特許を、米国特許商標庁(USPTO)に申請していたことがわかりました。
少し角度をつけるだけでもディスプレイの損傷を防げる
「落下検出機能により自動的にディスプレイをたたんで画面を保護するデバイスと手法」と題した特許は、折りたたみまたは巻取り式ディスプレイを搭載するモバイルデバイスにおいて、搭載するセンサーで落下していることを検出すると、割れやすいディスプレイを少しでも保護するため、ディスプレイを自動的に折りたたむ、あるいは少なくとも一部を巻き取る技術に言及したものです。
Appleは冒頭の要約部分において、ディスプレイを少しだけたたんだ状態、つまり完全にフラットな180度よりもほんの少し角度をつけただけでも、手元からiPhoneのようなモバイルデバイスを落としてしまった時に、ディスプレイが地面に直接衝突することを回避できると記しています。
もちろん、ディスプレイを内側にして完全に折りたたむことができればディスプレイの割れは防げますが、その場合かなりの速度で折りたたむ必要が生じます。
センサーで落下を検出、中央部分のモーターでヒンジを動かし、ほんの少し角度をつけるにしても、これらを瞬時に行うのはそう簡単ではなさそうです。
Appleは今回の特許において、折りたたみディスプレイだけでなく、巻取り式(rollable)ディスプレイについても触れています。
折りたたみiPhoneは登場するのか
Appleはこれまでにも、折りたたみiPhoneを実現可能にするための特許をいくつも申請しています。しかし、だからといって実際に折りたたみiPhoneが製品化されるかは疑問です。一時は複数のアナリストやリーカーが折りたたみiPhoneの登場を予測していましたが、最近はこうした予測もあまり聞かれなくなりました。
Source:USPTO via AppleInsider
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-529060/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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