Appleのサプライチェーンに詳しいアナリストのミンチー・クオ氏が、6月2日に世界開発者会議(WWDC)で発表される可能性がある複合現実(MR)ヘッドセットについての新たな予測をソーシャルメディアで発表しました。
ヘッドセットはWWDCで発表されないかも?
クオ氏いわく、MRヘッドセットは初代iPhoneが発表されたときのような驚きと称賛を持って迎えられることはないとAppleは考えており、デバイスの量産をさらに1〜2カ月遅らせ、2023年第3四半期(7月〜9月)の中頃から終わりにかけて行うだろう、とのことです。
この量産時期の延期により、MRヘッドセットのWWDC 23での発表も危ぶまれる、とクオ氏は述べています。
加えて、組み立てが遅れることで、今年のヘッドセットの予想出荷台数も当初の50万台から20万〜30万台へと減少することになるとのことです。
ヘッドセットがウケないのは世界経済などが原因?
クオ氏によれば、AppleのMRヘッドセットへの反応が芳しくならないのは、経済の低迷や、ハードウェアの量産に際する妥協(重さなど)、アプリとエコシステムの未成熟さ、高価格(3,000〜4,000ドル以上)などが原因とのことです。
Apple社内でもゴーグル型の重めのデバイスをApple初のMRヘッドセットとして発表すべきか、それともより軽量のデザインが洗練されたメガネ型のデバイスが出来上がるまで待つべきかの議論が巻き起こっている、と先日報じられたばかりです。
Appleの最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ氏がMRヘッドセットという新ジャンルをなるべく早く市場に打ち出したいと考えていることから、ゴーグル型のヘッドセットがWWDCで発表に至るのではないかとの観測でしたが、今になって先行きがわからなくなってきました。
Source:@mingchikuo/Twitter
Photo:@marcusckane/Twitter
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-530997/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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