【名古屋】「置き配泥棒」、AirTagを仕込まれて逮捕

AirTag
 
複数の国内メディアは4月19日、名古屋の住宅から「置き配の荷物を盗んだとして、名古屋に住む配送業の男性が逮捕されたと報じました。複数回被害に遭っていた男性が、を取り付けた「おとり」の荷物を設置したことが犯人の特定につながりました。

AirTagを仕込んで犯人を特定

産経新聞によると、愛知県警南署は4月18日に名古屋市の住宅の駐車場からゲーム機等を盗んだ容疑で配送業の鷹沢容疑者を逮捕したと発表しました。
 
容疑者は被害者宅近辺を担当する配送業者で、業務中に物色して被害者宅に置き配されていた荷物を複数回盗んだ模様です。
 
東海テレビによると、被害者は、置き配の荷物が何度も盗難被害に遭ったことから、ゲーム機を入れた段ボールにの紛失防止タグAirTagを仕込んで自宅の駐車場に置きました。
 
その後、他の荷物を配送した容疑者が被害者宅から移動する際に、AirTagの位置を「探す」で確認したところ、荷物が移動していることが判明しました。
 
被害者の男性は、すぐさま容疑者を追いかけて問い詰めたところ、過去の犯行を自供した模様です。

犯人を追いかけると危険

AirTagは、本来は持ち物の紛失を防止するために取り付ける目的で開発されており、ロストバゲージとなった荷物の場所を発見すること等に活用されています。
 
海外では、AirTagを活用して窃盗犯を追跡する事例が確認されており、米国の麻薬取締局(DEA)の捜査官が、AirTagを怪しい小包の中に埋め込み、違法薬物を取り扱った犯人の場所を特定しています。
 
一方で、盗まれたバイクをAirTagで追跡した結果、犯人から殴られて大けがを負った事件も報じられており、自身の荷物が盗まれたことが判明した場合は、自力で追いかけずに警察に通報した方が安全です。
 
 
Source:産経新聞, 東海テレビ
Photo:Apple
(seng)


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