30cmでわずか37g!軽くて強くて錆びないカーボンペグはUL装備にピッタリ

テントやタープの設営に欠かせないペグ。一般的には鍛造スチールやアルミ合金、このごろはチタン合金なども人気ですが、この春 Mt.SUMIからデビューを果たした「リ カーボンペグ(名栗)」(1本:660円、6本セット:3960円)はその名の通り、素材にカーボンファイバーを使った30cmペグ。

1本あたりの重さはわずか37g、軽くて丈夫でサビとも無縁と聞けば、試してみたくなりますね。

一般にカーボンファイバーといえば、航空宇宙産業や自動車産業、あるいはスポーツ分野などでおなじみの素材ですが、今回紹介する「リ カーボンペグ」はそのカーボンの軽さと耐久性に注目して開発されたもの。

工程端材のカーボンファイバーに、同じく端材として出された芳香族ナイロン樹脂(プラスチックの一種)を掛け合わせた新素材を用いることで、それぞれの特性を生かした新しいペグが誕生しました。

最大の特徴は、やはり抜群の軽さ。「30cm長で37g」という軽さは、一般的な鍛造ペグの約1/5に相当するもの。仮に6本使うとした場合、手持ちの鍛造ペグを「リ カーボンペグ」に置き換えるだけで、装備を一気に1kg近くも軽量化できる計算です。もちろん強度と耐久性、耐熱性も十分。特に強度に関しては、第三者機関が実施した耐久試験においてキャンプでの使用に十分な耐性があることが示されています。

そして金属製ペグと違い樹脂ベースだからサビとは無縁。また芳香族ナイロン樹脂は吸水性が低く耐薬品性に優れるという特性も持っているため、土に含まれる水分や酸、アルカリの影響を受けにくいのもメリットのひとつです。

さらに成形にはプラスチックの成形工法である射出成形技術を用いることができるため、デザインの自由度が高いのもこの素材の面白いところ。「リ カーボンペグ」では日本建築などで使われる伝統的な技法である“名栗加工”調の模様をヘッド部分に用いることで、実用性と意匠性の両方を満たすユニークなデザインに仕上げています。


ヘッド部分は1.3cmの角型デザインで打ちやすく、軸部分は地中で動きにくい楕円形の形状。カーボンファイバー独特のマーブル状の不規則な模様も個性的、傷や汚れが目立ちにくいのも嬉しいポイントです。

ただし素材特性上、石の多い川原などでは地面に食い込みにくかったり、固いものに強く打ち続けた場合は先端が欠ける可能性があるとのこと。もし欠けてしまっても紙やすりなどで削れば復活させられるため、実用において困ることはありませんが、慣れるまではちょっと扱いに注意が必要かも。

とはいうものの、可能な限りミニマムな装備で出かけたいソロキャンプでは、1本37gという軽さはかなりの魅力。さらにこの軽さは、大量のペグが必要なファミリー向けの大型テントでこそ威力を発揮する予感もします。注目の新素材をいち早く使いたいなら、ぜひ公式サイトをチェックを。

>> Mt.SUMI

<文/&GP>

 

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