スマホ出荷台数が3年ぶりに3000万台を下回る 物価高騰や端末値上げの影響

スマホ出荷台数が3年ぶりに3000万台を下回る 物価高騰や端末値上げの影響
 
MM総研の発表によると、2022年度のスマートフォンの国内出荷台数が3年ぶりに3,000万台を下回ったことがわかりました。物価高騰や端末値上げの影響で、買い替え需要が減少したことが原因とみられます。

スマホ出荷台数が3年ぶりに3000万台を下回る

MM総研は5月16日、「2022年度通期 国内携帯電話端末の出荷台数調査」の結果を公表しました。
 
2022年度の国内携帯電話端末の総出荷台数(フィーチャーフォンとスマートフォンの合計値)は3,193.3万台でした。2000年度以降の出荷統計においては、2019年度の3,125.4万台に次いで2番目に少ない台数となっています。
 
このうちスマートフォンの出荷台数は、前年度比11.8%減の2,985.1万台で、3年ぶりに3,000万台を下回りました。出荷台数減少の要因としては、近年の物価高騰や端末値上げの影響により、買い替え需要が減ったことが挙げられます。

メーカー別シェアではAppleが12年連続1位を獲得

2022年度通期のメーカー別スマートフォン出荷台数シェア1位はAppleで、12年連続で首位を獲得しています。出荷台数は、全体の50.4%を占める、1,503.8万台となっています。50%を超えるのは、2016年度以来6年ぶりです。
 
2位以降は、シャープ、ソニー、Samsung、FCNT、Googleと続いています。
 
2022年度通期 国内携帯電話端末の出荷台数調査-1

5Gスマホ比率が拡大、2024年度には100%に達する見通し

5Gスマートフォンの出荷比率は、2022年度で97.2%まで拡大しています。オープン市場では一部4G端末が継続出荷されていますが、徐々に減少していき、2024年度には100%に達する見通しです。
 
2022年度通期 国内携帯電話端末の出荷台数調査-2
 
 
Source:MM総研
Photo:photo AC-saya.n
(kotobaya)


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