Nikkei Asiaが、AppleはiPhone用マイクロLEDディスプレイを自社で製造することを計画、ディスプレイ供給をSamsungに依存している状況を改善すると報じました。
サプライヤーと協力しながらも、自社での製造目指す
Nikkei Asiaによれば、Appleは将来のiPhoneに搭載するマイクロLEDディスプレイでは、ディスプレイ用集積回路や製造装置の一部も自社で設計することを計画しているとのことです。
Appleは、ウエハー上にマイクロLEDチップを製造することを目指しています。
製造に用いる12インチウエハーはTSMCが、マイクロLEDチップはOsramが、基板はLG Displayが供給すると、Nikkei Asiaは述べています。
AppleによるマイクロLEDディスプレイの製造は、台湾北部の桃園市龍潭区にあるAppleの研究開発施設で行われる見通しです。
Bloombergのマーク・ガーマン記者は2023年1月に、「Appleは、Apple WatchやiPhone向けのマイクロLEDディスプレイを内製化する準備を始めた」と伝えていました。
基幹部品の製造時期や製造数を柔軟に変更可能に
現段階ではマイクロLEDディスプレイの製造コストが高く、Apple Watch Ultraに搭載するだけでは投資を回収することは困難な模様です。
そのため、AppleはマイクロLEDディスプレイをiPhoneにも搭載し、製造数を増やすことで単価を下げることを目指していると考えられます。
実現した暁には、Samsung Displayに大きく依存しているiPhone用ディスプレイ供給状況が改善され、Apple自身で製造時期や製造数を柔軟に変更することが可能になります。
Source:Nikkei Asia via MacRumors
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-537745/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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