ファーウェイは5月24日、都内にて23年度のフラッグシップ製品を複数発表しました。具体的なには、スマートウォッチやウエアラブル端末、TWSイヤホン、Wi-Fiルーターなどが発表されています。
■スマートウォッチ3製品が登場
スマートウォッチとしては、3製品が発売されます。まず、5月24日に完全ワイヤレスイヤホンを内蔵する「HUAWEI WATCH Buds」が発売されます。市場想定価格は7万1280円。
▲ HUAWEI WATCH Buds
▲中身のイヤホン
同製品は、23年3月クラウドファンディングにて先行販売が実施されており、目標額を達成していました。今回は、正式な発売となります。
ウォッチのケース部分に、ワイヤレスイヤホンの本体を収納できるのが特徴。ケースサイズは1.43インチで、イヤホン(片方)の質量は約4gです。イヤホン本体は小さいので、耳の付近をタップすることで、楽曲のコントロールが行えるようになっています。なお、専用文字盤によって、電池残量を把握しやすくなっていることもポイント。
続いて、5月26日には「HUAWEI WATCH Ultimate」が発売されます。市場想定価格は13万5080円。カラーは「ボヤージュブルー」の1色展開です。
▲ HUAWEI WATCH Ultimate
同モデルは、100mまでのダイビングに耐える防水性能を備え、スキューバダイビングの測定モードに新対応しました。
▲ホバリング時間の計測や呼吸トレーニングのテストなども行えるという
チタン合金製のクラウンや、非晶質ジルコニウム合金など、素材にもこだわって作られていることもポイントです。防水性能以外にも、18項目の独自の品質テストもクリアしているといいます。なお、通常使用でのバッテリー持ちは約14日間。ヘビーユース時で8日間が目安になります。
▲ HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計
そして、血圧計を内蔵したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計」も6月14日に発売予定。市場想定価格は6万280円です。
マイクロポンプを搭載し、40〜230mmHgの血圧を測定可能。ウォッチ型ゆえに、測定姿勢を取れば好きなタイミングで血圧を測定できるのが特徴です。なお、同製品は、日本における管理医療機器の認証を取得して製作されているとのこと。
バッテリー持ちは血圧測定を含めた通常使用で最大7日間。耐水性能はIP68です。心拍数や睡眠など、血圧以外の測定もサポートします。
■近未来なデザインのTWSイヤホン
TWSイヤホンとしては、「HUAWEI FreeBuds 5」が5月24日に発売されます。
▲ HUAWEI FreeBuds 5
▲イヤホンの形状がユニーク
インイヤータイプで、水滴のような曲線をベースにしたデザインが特徴。「シルバーフロスト」「セラミックホワイト」の2色展開です。市場想定価格は2万1800円。5月24日〜6月6日は1万8800円で販売。
なお、下部の形状が大きくなったことで、搭載できるバッテリー量が増え、電池持ちも改良されました。具体的には、イヤホン単体で最大5時間の再生が可能です。
また、同製品では、インイヤータイプでありながら、ANCに対応していることもポイントです。ドライバーユニットも刷新され、駆動力は35%UPしたとのこと。LDACもサポートします。
■6600円のWi-Fi 6対応ルーター
家庭用Wi-Fiルーターとしては、「HUAWEI WiFi AX2 NEW」が6月下旬から発売予定です。市場想定価格は6600円と安価でありながら、5GHz帯ではWi-Fi 6に対応。IPv6(IPOE/IPv4 over IPv6)もサポートします。
▲HUAWEI WiFi AX2 NEW
最大通信速度は、1500Mbps(5GHz帯1201Mbps + 2.4GHz帯300Mbps)です。
複数台を購入することで、メッシュ通信環境の構築も可能。アプリでネットワークを可視化することもできます。
■ランニング分析用のセンサー
シューズや腰に装着して、ランニングのフォーム分析や改善に活用できる小型センサー「HUAWEI S-TAG(ファーウェイ エスタグ)」が6月14日に発売されます。市場想定価格は9680円。
▲ HUAWEI S-TAG
重さは約7.5gと軽量でありながら、通常使用で30日間のバッテリー持ちも兼ね備えます。IP68の防水防塵性能を備えているので雨天でも使用可能。「上下動比」や「接地時間」など複数の項目を記録・分析できます。
▲テクノクラフト社が提供するゴルフスイングの分析のためのアプリ「スイング分析」とも連携可能。この場合、腕にHUAWEI WATCH Ultimate、腰にHUAWEI S-TAGに装着して利用することになる
* * *
今回の発表では、ダイビング対応のスマートウォッチや、ウエアラブル血圧計、デザインにこだわったイヤホンなど、興味深い周辺機器が多かった印象です。
▲ファーウェイデバイス日本・韓国リージョンプレジデント楊涛(ヤン・タオ)氏は「39億円を投資してHUAWEI Health Labを設立し、世界100以上の医療機関と共同研究を重ねて多くの特許を取得してきた」と胸を張る
多くの製品はすでに予約できる状態になっています。
>> ファーウェイ
<取材・文/井上 晃>
井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/532385/
- Source:&GP
- Author:&GP
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