Pegatron「現在はまだiPhone15シリーズ量産の準備段階」

Pegatron
 
Appleが今秋発売見込みのiPhone15シリーズについて、Pegatronは現在、量産開始の準備段階にあるようです。同社の童子賢会長がコメントしました。

FoxconnがiPhone15シリーズの量産開始を発表

iPhoneの大多数の組み立てを担うFoxconnは6月5日、社内のイベントにおいて、iPhone15およびiPhone15 Proシリーズの量産開始を発表したと経済日報が報じました。
 
同じく6月5日に開催された、台湾気候学院のオープニング式典に同学院の副学院長として出席した童子賢会長は、PegatronもFoxconn同様、iPhone15シリーズの量産を開始したかどうかを、報道関係者に問われました。
 
これらの質問に対し童子賢会長は、「まだ夏は始まったばかり」であり、今は準備段階にあると回答しています。

量産開始レベル到達には2〜3カ月かかる

童子賢会長によると、テスト生産を開始してから量産可能レベルの歩留まりまで上げていくには3カ月から4カ月かかるとのことで、これから秋に向けて生産個数を数千個から数万個、数十万個と引き上げていくのだそうです。
 
同会長はFoxconnの量産開始発表を受け、すでに6月に入っているので、一部の工場が最初のロットをAppleに提供していても不思議ではないとコメント。ただし現段階のものはあくまでサンプルであり、今後の量産の基準となる製品だとも述べています。

iPhone15 ProシリーズはPegatronとLuxshareにも発注

iPhoneの最大のサプライヤーはFoxconnであり、iPhone14 ProシリーズについてはFoxconnが組み立てを100%担っていました。
 
しかし新型コロナウイルスに起因するFoxconnの鄭州工場の稼働停止や、工場の寮の封鎖に不安を覚えた従業員の暴動などにより、昨年11月にはiPhone14 Proシリーズの生産台数が大幅に減少しました。
 
Appleはこうしたトラブルを回避するため、今年のiPhone15 Proシリーズについては、PegatronとLuxshareにも生産を振り分けていると見られています。

 
 
Source:経済日報
Photo:Pegatron
(lunatic)


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